2016年度工学院大学 建築学部建築学科

建築プロジェクトマネジメント(Construction Project Management)[4E12]

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2単位
遠藤 和義 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
建築プロジェクトは,物的に建築が構築されるということにとどまらず,ひと・組織や知識や技術・技能などソフトな資源を適切に組み合わせるマネジメントのプロセスでもある。そうした建築プロジェクト遂行に関わる主要なマネジメント項目である,品質,工期・工程,安全衛生,環境に関わるマネジメントの具体的知識や手法を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
建築施工の単位を修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
・建築プロジェクト遂行に関わる主要なマネジメント項目である,品質,工期・工程,安全衛生,環境に関わるマネジメントの具体的知識や手法を習得すること。
・上記の内容に関する、建築士、施工管理技士の国家試験における過去の問題を解ける知識を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1. プロジェクトマネジメントとは プロジェクトとは?マネジメントとは?について理解を深める。
準備学習:事前にテキストを共有フォルダにて配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
2. 工程管理概論 各種工程表の読み方、使い方について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
3. PERT/CPMの基礎 Work Breakdown Structure等プロジェクトの分割・記述手法、各作業の所要作業時間の算出方法について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
4. PERT/CPMの理論 ネットワーク工程表の作成方法について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
5. PERT/CPMの応用 クリティカルパスの探索方法、その意味について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
6. PERT/CPMの例題 フロートの算出方法、意味について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
7. プロジェクト最適化 プロジェクトを最適化するための山崩し手法について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
8. 品質管理概論 品質とは何か?品質管理とは何か?JISに基づいて解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
9. 品質管理手法の解説 品質管理の七つ道具の手法と実際について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
10. 品質保証とISO9000 品質マネジメントシステムISO9000シリーズの考え方と実際について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
11. 安全衛生管理概論 建設労働災害の現状について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
12. 安全衛生管理手法の解説と実際 Fault Tree Analysisを用いて安全衛生改善の方策について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
13. 環境管理手法の解説と実際 建築のライフサイクルにおける環境管理の手法と実際について解説する。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。
14. 学習成果の振り返り 前回までの総復習を行う。
準備学習:事前にテキストをKuPortで配布するので、これを印刷し、熟読して講義に臨むこと。

<成績評価方法>
予習と出席状況が良好で定期試験が60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
毎回パワーポイントのプリントアウトをKuPortで配布する。講義前に予習すること。ダウンロードの履歴も成績に反映する。

<参考書>
初回に説明するが、主なものは以下である。
建築施工 市ヶ谷出版 内田祥哉編著
建築生産 市ヶ谷出版 松村秀一、遠藤和義他著

<オフィスアワー>
木曜日 10:00-11:00 新宿校舎25F 2576室(遠藤和義研究室)
簡単な質問は、原則的に講義終了後にも受け付ける。
メールを最大限活用されたい。なお、endo(アットマーク)sin.cc.kogakuin.ac.jpで受け付ける。

<学生へのメッセージ>
この講義は建築生産実務への導入という目的を持ちますが、そこに在る論理やシステム工学的な手法にも是非興味を持って下さい。


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