2016年度工学院大学 建築学部建築学科
構法計画(Building System Design)[2B10]
2単位 石田 航星 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 屋根、床、壁、天井、開口部などの、各部の構法を学び、躯体構法も含め、要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得することを目指す。また、最新の構法事例を通して、生産プロセスと構法計画の関係について述べる。
- <受講にあたっての前提条件>
- (1) 「建築構法」の単位を取得している
(2) 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造における構法の共通点や違いを説明できる
- <具体的な到達目標>
- (1) 建築物を成立させるために必要な仕組み・定石である建築構法の基本的な知識を習得する
(2) 屋根、床、壁、天井、開口部などの、建築を構成する部位の機能と性能について学び、設計における要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得する (3) 建築構法と工法、材料の関係性を理解し、構法計画を実現するための施工計画の役割について説明できる
- <授業計画及び準備学習>
- 授業は「建築構法(第五版)」を基本に進めていく。本授業ではP148-P272を扱うので、当該ページを熟読しておくこと。
講義に臨む前に,資料や教科書を予め読んで予習することを前提として実施します。
1. 構法と工法の違い、並びに構法の基本の復習 (準備学習:1年前期・建築構法の資料の確認をすること) 2. 建物の構成と空間を構成するための部位 (準備学習:教科書P2-7を予習すること) 3. 躯体構法の復習1 (準備学習:1年前期・建築構法の木造・鉄骨造部分を復習すること) 4. 躯体構法の復習2 (準備学習:1年前期・建築構法のRC造部分を復習すること) 5. 地業・基礎 (準備学習:教科書P148-155を予習すること) 6. 屋根と防水1 (準備学習:教科書P156-172を予習すること) 7. 屋根と防水2 (準備学習:教科書P156-172を予習すること) 8.壁 (準備学習:教科書P173-193を予習すること) 9. 開口部・建具 (準備学習:教科書P194-210を予習すること) 10. 床・階段 (準備学習:教科書P211-223を予習すること) 11. 天井・造作と納まり (準備学習:教科書P224-243を予習すること) 12. モデュラーコーディネーションとモデュール・建築部品 (準備学習:教科書P244-262を予習すること) 13.構法の変遷と開発 (準備学習:教科書P263-270を予習すること) 14. 学習内容の振り返り
(準備学習:定期試験で解けなかった問題の解き方を考えておく。)
- <成績評価方法>
- ・定期試験で60点未満を不可とする。
・なお、1/3以上欠席した学生は不可とする。
- <教科書>
- 「建築構法(第五版)」内田,吉田他著(市ヶ谷出版社)
また、各講義において、必要な資料(A4、2ページ分)をキューポートより配布する。
- <参考書>
- 「3D図解による建築構法」小見康夫著(市ケ谷出版社)
- <オフィスアワー>
- 火曜日 10:40-12:10 (新宿校舎25階2577室)
- <学生へのメッセージ>
- 建築構法には、さまざまな機能や性能、デザインに関わる条件が求められます。それらを満足するために、多様な構法が実現されています。そうした状況について、理解を深め、構法計画の基礎を修得してください。
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