2016年度工学院大学 建築学部建築学科

構法計画(Building System Design)[2B10]

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2単位
石田 航星 助教  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
屋根、床、壁、天井、開口部などの、各部の構法を学び、躯体構法も含め、要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得することを目指す。また、最新の構法事例を通して、生産プロセスと構法計画の関係について述べる。

<受講にあたっての前提条件>
(1) 「建築構法」の単位を取得している
(2) 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造における構法の共通点や違いを説明できる

<具体的な到達目標>
(1) 建築物を成立させるために必要な仕組み・定石である建築構法の基本的な知識を習得する
(2) 屋根、床、壁、天井、開口部などの、建築を構成する部位の機能と性能について学び、設計における要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得する
(3) 建築構法と工法、材料の関係性を理解し、構法計画を実現するための施工計画の役割について説明できる

<授業計画及び準備学習>
授業は「建築構法(第五版)」を基本に進めていく。本授業ではP148-P272を扱うので、当該ページを熟読しておくこと。
講義に臨む前に,資料や教科書を予め読んで予習することを前提として実施します。

1. 構法と工法の違い、並びに構法の基本の復習
 (準備学習:1年前期・建築構法の資料の確認をすること)
2. 建物の構成と空間を構成するための部位
 (準備学習:教科書P2-7を予習すること)
3. 躯体構法の復習1
 (準備学習:1年前期・建築構法の木造・鉄骨造部分を復習すること)
4. 躯体構法の復習2
 (準備学習:1年前期・建築構法のRC造部分を復習すること)
5. 地業・基礎
 (準備学習:教科書P148-155を予習すること)
6. 屋根と防水1
 (準備学習:教科書P156-172を予習すること)
7. 屋根と防水2
 (準備学習:教科書P156-172を予習すること)
8.壁
 (準備学習:教科書P173-193を予習すること)
9. 開口部・建具
 (準備学習:教科書P194-210を予習すること)
10. 床・階段
 (準備学習:教科書P211-223を予習すること)
11. 天井・造作と納まり
 (準備学習:教科書P224-243を予習すること)
12. モデュラーコーディネーションとモデュール・建築部品
 (準備学習:教科書P244-262を予習すること)
13.構法の変遷と開発
 (準備学習:教科書P263-270を予習すること)
14. 学習内容の振り返り

 (準備学習:定期試験で解けなかった問題の解き方を考えておく。)

<成績評価方法>
・定期試験で60点未満を不可とする。
・なお、1/3以上欠席した学生は不可とする。

<教科書>
「建築構法(第五版)」内田,吉田他著(市ヶ谷出版社)
また、各講義において、必要な資料(A4、2ページ分)をキューポートより配布する。

<参考書>
「3D図解による建築構法」小見康夫著(市ケ谷出版社)

<オフィスアワー>
火曜日 10:40-12:10 (新宿校舎25階2577室)

<学生へのメッセージ>
建築構法には、さまざまな機能や性能、デザインに関わる条件が求められます。それらを満足するために、多様な構法が実現されています。そうした状況について、理解を深め、構法計画の基礎を修得してください。


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