2016年度工学院大学 建築学部建築学科
建築プロセス論(Process of Technological Integration in Architectural Planning)[1H19]
2単位 鈴木 敏彦 教授 [ 教員業績 JP EN ] 半田 雅俊 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 1)住宅を題材に,構造・設備・計画・意匠の分野から,建築士がそれぞれ設計にどのように関わるのかを知る。
2)住宅の設計から施工・引渡までの「はじめからおわりまでのプロセス」を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 建築士が住宅設計の依頼を受けてから、調査、企画、設計フロー及び設計スケジュールの立案、基本計画、構造計画、設備計画および全体意匠計画(インテリア及びエクステリア)に至る設計の全プロセスを実践的に理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 はじめに 良質な住まいをつくるための基礎知識
準備学習:「良質な住まい」についての予習 2 お見合い・ヒアリング・企画提案 準備学習:「企画提案」についての予習 3 敷地調査・法規チェック 準備学習:「建築基準法」についての予習 4 設計計画書の作成 準備学習:「設計計画書」についての予習 5 設計契約 準備学習:「業務委託契約」についての予習 6 基本設計 準備学習:「基本設計」についての予習 7 実施設計(1) 準備学習:「実施設計」についての予習 8 実施設計(2) 準備学習:「実施設計」についての予習 9 コスト管理、見積もり、工事契約 準備学習:「見積もり」についての予習 10 建築確認申請 準備学習:「建築確認申請」についての予習 11 工事契約 準備学習:「工事契約」についての予習 12 工事監理 準備学習:「工事監理」についての予習 13 竣工検査・引渡し・維持管理、登記 準備学習:「竣工検査」についての予習 14. 学習内容の振り返り: 準備学習:前回までの総復習を行う
- <成績評価方法>
- 定期試験を実施し、それによって最終成績を評価する。2015年度以降の入学生については、定期試験の成績に応じてグレードを決定する。2014年度以前の入学生については、定期試験の得点が60点以上の者に単位を授ける。
- <教科書>
- 書名:プロセスでわかる 住宅の設計・施工
著者名:鈴木敏彦・半田雅俊 出版社名:彰国社
- <参考書>
- 書名:実践的家づくり学校/自分だけの武器を持て
著者名:家づくり学校講師室 出版社名:彰国社
- <オフィスアワー>
- 時間:前期月曜日の12:20〜12:50
場所:新宿キャンパス高層棟26階鈴木研究室 その他、簡単な質問は授業前後に教室でも受け付ける。
- <学生へのメッセージ>
- 建築プロセス論の受講により、一軒の住宅の設計から施工・竣工・引渡しまでの一連のプロセスを理解することができるだろう。本学の卒業生つまり諸君の大先輩であり、住宅の設計監理に精通した半田雅俊氏の豊富な経験に基づく解説は、住宅建築業界(設計事務所や施工会社)に就職する諸君にとって、将来の不安を払拭する道しるべとなるはずだ。
- <参考ホームページアドレス>
- www.atelier-opa.com
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