2016年度工学院大学 建築学部建築学科

地域施設計画(Architectural Planning of Community Facilities)[1E25]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
山下てつろう 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
われわれの日常生活は、学校や図書館、文化施設やコミュニティ施設などのさまざまな地域施設によって支えられている。地域住民が利用するこれらの施設は多岐にわたり、超高齢社会を迎えたわが国においてこれらの地域施設に求められる役割は大きいが、学生の普段の生活には馴染みが薄く、内容を理解しづらい面もある。本講義では、それぞれの施設の建築設計の歴史や時代背景を理解した上で、施設に応じた機能設定と運営方式、配置計画、平面・断面計画、施設の利用圏域設定と規模計画等の考え方を理解することを目的とする。

<受講にあたっての前提条件>
カリキュラム変更に伴う移行期間の措置として開講しているので、2015年度(昨年度)「建築計画V」の単位を取得したものは、受講できない。2014年度以前の「建築計画V」の単位取得者に向けて開講しているので、受講に当たっては留意すること。

<具体的な到達目標>
学習の到達目標は、地域施設のもつ機能と役割を総合的に理解し、建築すべき空間の目的や機能を正しく把握することであり、さまざまな知識を総合的に活かす視点の重要性を認識することである。地域におけるこれら施設への要求の多様化・複雑化に対し、地域施設の将来的な役割を予測するために地域施設の出現と発展の歴史を理解し、地域施設計画に必要な知識を身につけることである。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容に加え、講義内容の理解に必要な一般教養や社会常識、あるいは時事問題などを説明するとともに、講義した内容を理解し、敷衍して考える力を身につけられるよう、講義内容へのコメントを求めたり小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を毎回の授業に設けます。

09/12(月) 第01回 集合住宅の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.148-167を予習しておくこと
09/19(月) 第02回 学校・教育施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.216-241を予習しておくこと
09/26(月) 第03回 学校・教育施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.216-241を予習しておくこと
10/03(月) 第04回 博物館・美術館の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.254-265を予習しておくこと
10/17(月) 第05回 図書館の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.242-253を予習しておくこと
10/24(月) 第06回 商業施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.300-317を予習しておくこと
11/07(月) 第07回 コミュニティ施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.194-205を予習しておくこと
11/14(月) 第08回 競技施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.194-205を予習しておくこと
11/28(月) 第09回 劇場・ホールの建築計画
準備学習:設計資料集成pp.266-277を予習しておくこと
12/05(月) 第10回 オフィスビルの建築計画
準備学習:設計資料集成pp.288-299を予習しておくこと
12/12(月) 第11回 医療施設(病院・診療所)の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.182-193を予習しておくこと
12/19(月) 第12回 医療施設(病院・診療所)の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.182-193を予習しておくこと
12/26(月) 第13回 福祉施設の建築計画
準備学習:設計資料集成pp.168-181を予習しておくこと
01/23(月) 第14回 学習内容の振り返り

<成績評価方法>
成績評価は、期末試験により行い、60点以上を合格とする。講義の3分の2以上の出席をもって、期末試験の受験を認める。

<教科書>
第3版 コンパクト資料集成,日本建築学会編著,丸善

<参考書>
参考となる文献については、講義の中で適宜紹介する。

<オフィスアワー>
毎週水曜日17:30-18:00,新宿キャンパス A-2617室
講義の前後、または事前に dt13207☆ns.kogakuin.ac.jp まで連絡すること。(☆を@に直してください)


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