建築情報処理Ｉ（Information Processing for Architecture I）[6B03]

＜授業のねらい＞

本授業は下記を身につけるものとする。
・建築空間を３次元CADを用いて立体的に構築、検討する為の基本的な技法。
・レンダリング(３次元画像作成)による空間への色、質感、照明効果等の作成方法。
・画像加工ソフトを使用して写真やCG画像の加工方法。

＜受講にあたっての前提条件＞

既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特になし。
PCの基本操作及びにファイルの扱いについてきちんと理解していること。
長い時間PCのモニターを見ていても健康上の問題が無いこと。

＜具体的な到達目標＞

3DCGソフト、画像加工ソフトの使い方を理解し、
図面上の建築物をコンピューター内で3次元構築してリアルなパース画像を作成出来る知識を身につける。

＜授業計画及び準備学習＞

1-4週 下記1-4までのモデリングの基本操作を学ぶ。
準備学習:初週はPCでのフォルダやファイルの扱いを習熟しておく
　　　　　　　　　以降前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

5-6週 1-4で学んだ基本操作を元に練習課題を作成する。
準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

7-12週 各自課題のモデルデータ作成を行う。
平行して下記5-10の内容を学ぶ。
準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

13週 各自課題のモデルデータ作成を行う。
課題提出
準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

14週　 学習内容の振り返り
準備学習:前回までの総復習

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1.基本的な３次元空間の把握
2.基本的な3Dオブジェクトの作成
3.演算による3Dオブジェクトの加工
4.ドローイングからの3Dオブジェクトの生成。
5.詳細なモデリング方法
6.レンダリングツールによるカメラの扱い
7.ライティング表現
8.テクスチャ用画像の作成、質感の設定
9.3Dシーンの構築画像計算
10.ペイントツールの基本的な使い方からレタッチ、エフェクト、レイアウトの方法まで

※提出課題の作成を含めて、基本的には授業時間内での習得となるが、
　習熟度によっては小課題を出す場合もあります。

＜成績評価方法＞

A授業を通じて作成した課題を13週に提出。
課題を100点満点で評価

ただし小課題を出した場合は
B小課題の合計点数を10点満点として評価し、
Ax0.9+Bを評価点とする。

＜教科書＞

指定教科書なし

＜参考書＞

指定参考書は無いが希望する学生には紹介可。
授業で使用する`3DCGソフトは学生は無償で入手できるので、
自宅にPCを持っている学生は活用してください。

＜オフィスアワー＞

同室にて授業終了後30分内

＜学生へのメッセージ＞

3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)は、設計のデザイン検討から様々なシミュレーション、
最終的なプレゼンテーションにまで活用することのできるツールです。
それと同時に現在設計をする上で欠くことのできない表現技術の一つにもなっています。
習得は大変ですが、その価値はあります。