2016年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

都市交通計画(Urban Transportation Planning)[5E19]

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2単位
岡村 敏之 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
都市交通に関する基礎的な知識と、計画の方法論について、理論および具体事例を通して理解する。
都市計画(まちづくり)と交通計画とを、一体的に理解できるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
都市計画やまちづくりについての科目を、一通り受講していることが極めて望ましい。

<具体的な到達目標>
都市交通の調査方法を理解している。
交通需要予測の基本的考え方を理解している。
都市の公共交通の課題を理解している。
道路の交通機能および空間機能を理解している。
都市交通のマネジメント方策を理解している。

<授業計画及び準備学習>
1.序論:まちづくりと交通計画
2.都市の骨格としての道路・公共交通
3.道路の役割と規格
4.地区交通計画(自転車と歩行者の計画)
5.交通プロジェクトと市民参加
6.交通計画のための調査と分析手法
7.学習成果の確認(中間試験)、交通事故と交通安全
8.都市公共交通の役割、
9. 都市公共交通の計画と制度
10.都市交通の施設計画
11.交通の需要と管理の計画(交通需要マネジメントとモビリティマネジメント)
12.環境と都市交通
13.シェアリングモード:カーシェアリングとコミュニティサイクル
14.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
学習成果の確認:中間試験(30%)、学習成果の確認:期末試験(50%)、講義質疑応答・小テストなど(20%)

<教科書>
新谷洋二編著:「都市交通計画第2版」技法堂出版

<参考書>
家田仁・岡並木編著「都市再生〜交通学からの解答」学芸出版社
山中英生 他「<改訂版>まちづくりのための交通戦略」学芸出版社

<オフィスアワー>
講義終了後30分程度(講義教室にて) 

<学生へのメッセージ>
「まちづくりとの関連」を常に意識しながら、交通の講義をします。交通は、鉄道や自動車などの「移動手段」というだけにとどまらず、都市の暮らしやすさやアメニティにも大きく関連します。交通のことを知っていると、まちづくりや住宅の設計など、「建築」に関してもとても幅が広がるはずです。皆さんの受講を歓迎します。


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