2016年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

地域の安全(Community Safety)[4E11]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
村上 正浩 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
地震災害を主として過去の災害と教訓、都市・地域レベルの防災・防火対策と計画理論を学び、都市・地域の安全・安心を実現していくための知識を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にないが、3大学連携科目の「社会貢献学入門」「減災学入門」については事前に受講しておくことが望ましい。

<具体的な到達目標>
・自然災害や都市大火など過去の災害とその教訓を説明することができる。
・防火・防災に関わる様々な法制度を説明することができる。 
・多様な空間スケールに応じた防災・防火対策と計画理論を説明できる。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容に加え、講義した内容についてコメントを求めたり小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を毎回の授業に設けます。
第1回 ガイダンス
講義の進め方とレポート課題の内容・評価基準について説明する。
準備学習:指定した教科書を購入しておく。

第2回 我が国の災害環境とまちが抱える様々な課題
我が国の災害環境を理解し、まちが抱える様々な課題を学ぶ。
準備学習:教科書の該当箇所4.1.1を熟読しておく。

第3回 都市防災対策と事業・制度(1)
江戸時代以降の我が国の都市防災対策について理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.1.2を熟読しておく。

第4回 都市防災対策と事業・制度(2)
都市防災対策を実現するうえでの様々な事業・制度を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.1.2を熟読しておく。

第5回 防災まちづくりの考え方
都市レベル・地区レベルの防災まちづくりの考え方を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.1.3を熟読しておく。

第6回 防災まちづくりの進め方
都市レベル・地区レベルの防災まちづくりの進め方を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.1.3を熟読しておく。
第7回 震災に強い都市づくり(1)
震災に強い都市づくりの考え方を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.2.1を熟読しておく。

第8回 震災に強い都市づくり(2)
震災に強い都市づくりの計画理論を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.2.1を熟読しておく。

第9回 地区防災まちづくり(1)
地区防災まちづくりの考え方を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.2.2を熟読しておく。

第10回 地区防災まちづくり(2)
地区防災まちづくりの計画理論を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.2.2を熟読しておく。

第11回 地域防災力の強化と地区防災計画(1)
地域防災の担い手の現状と課題について理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.3.1を熟読しておく。

第12回 地域防災力の強化と地区防災計画(2)
地区防災計画の考え方を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.3.1を熟読しておく。

第13回 エリア防災とエリアマネジメント
エリア防災とエリアマネジメントの関係を理解する。
準備学習:教科書の該当箇所4.3.2、4.3.3を熟読しておく。

第14回 学習内容の振り返り
準備学習:定期試験で解けなかった問題の解き方を考えておく。

<成績評価方法>
各回に行う小課題と定期試験の合計が60点以上を合格とする。小課題と定期試験の評価割合は2:8とする。

<教科書>
日本建築学会編:逃げないですむ建物とまちをつくる―大都市を襲う地震等の自然災害とその対策―、技報堂出版株式会社

<参考書>
「都市防災学 地震対策の理論と実践」梶秀樹・塚越功編著、学芸出版社

<オフィスアワー>
新宿校舎24階A-2414 月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。


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