2016年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
 
建築音響(Architectural Acoustic)[4B15]
 
 
2単位 田中 康信 非常勤講師  
 
- <授業のねらい>
 
- 建築設計を行う上で必要になる、快適な音環境を構築していくための音の基礎を学び、建築と音響の関わりを理解すること。建築音響設計を行う上で気をつけなければならない事項を自分で挙げられるようになることを目標とする。
 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 対数、三角関数などの初等的な数学の知識を有していること。
 
- <具体的な到達目標>
 
- 建築と音響の関わりを理解し、基礎的な音響技術を習得し、実際の問題に応用できる。
 複雑な音の計算の理解より、身の回りの音の現象を理解できるようになることを目標とする。 
- <授業計画及び準備学習>
 
- 1. 建築と音の関わり
  準備学習:身の回りの音に関する事象、用語を調べる 2. 音の基礎(1) 音の大きさ  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の大きさについて事前理解をする 3. 音の基礎(2) 音の周波数  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の周波数について事前理解をする 4. 音の基礎(3) 音色と音波合成  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の音色と音波合成について事前理解をする 5. 音の基礎(4) 感覚量、マスキング等  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の感覚量、マスキングについて事前理解をする  ⇒ここで音の基礎に関する課題をレポートとして課します。 6. 室内音響(1) 音の伝搬と残響公式  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の伝搬と残響公式について事前理解をする 7. 室内音響(2) 音の反射・吸収・透過  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の反射・吸収・透過について事前理解をする 8. 室内音響(3) 吸音材と残響時間  準備学習:事前配布資料を熟読し、吸音材と残響時間について事前理解をする 9. 室内音響(4) 予測とインパルス応答  準備学習:事前配布資料を熟読し、予測とインパルス応答について事前理解をする 10. 遮音(1) 遮音  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の遮音について事前理解をする 11. 遮音(2) 音の伝搬計算  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の伝搬計測について事前理解をする  ⇒ここで音の伝搬に関する課題をレポートとして課します。 12. 個体音の遮断と床衝撃音  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の遮断と床衝撃音について事前理解をする 13. 騒音の測定と評価  準備学習:事前配布資料を熟読し、音の測定と評価について事前理解をする 14. 学習成果の振り返り  準備学習:これまでの総復習をする。 
- <成績評価方法>
 
- レポート(2回)と定期試験の総合点で評価します。
 なお、配点はレポート30点×2回、定期試験40点、合計100点とし、60点以上の履修者に単位を認めます。 
- <教科書>
 
- 指定教科書なし
 
- <参考書>
 
- 前川純一・森本政之・阪上公博著 「建築・環境音響学 第3版」 (共立出版)
 
- <オフィスアワー>
 
- 授業終了後
 
- <学生へのメッセージ>
 
- 建築と音響は密接な関係があります。しかし、音は目に見えないため、なかなか理論的な理解は難しいものです。この授業では、なるべく身近な音の現象をもとに音の基礎を学び、将来音の問題に接した時に紐解ける緒を持てるような授業にしたいと思っています。
 
- <備 考>
 
- 授業中また、レポート課題では、対数計算を行います。対数計算のできる関数電卓を準備してください。
 また、各授業の1〜2週前には事前資料をkuportにアップします。準備学習に活用してください。 
 
 
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