2016年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[1L07]

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2単位
永田 康祐 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
3DモデリングソフトRhinocerosの基本的なオペレーションを習得し、コンピュータを用いたデザイン手法を学習する。またRhincerosの追加機能であるGrasshopperを用いて、アルゴリズミックデザインの基礎概念を理解し設計に応用する技術を学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
コンピュータの基本操作ができること。

<具体的な到達目標>
3DモデリングソフトRhinocerosおよびGrasshopperを用いたアルゴリズミックなモデリング手法の習得し、具体的なデザインへ適用する能力を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション/Rhinoceros導入
・CADモデリングの基本概念について
・Rhinocerosのユーザーインターフェース
・モデリング基礎
2. 自由曲面モデリング1
・ソリッドをモデリングする
・ソリッドを変形させる
・ブーリアン演算
3. 自由曲面モデリング2
・サーフェスをモデリングする
・サーフェスを編集する
4. レンダリング実践
・Vrayの基本操作
・ライティングとレタッチ
5. 演習:課題1
・モデリングからレンダリングへ
6. Grasshopper導入
・アルゴリズムの基本概念について
・Grasshopperのユーザーインターフェース
7. パラメトリックモデリング1
・パラメータを用いてモデリングする
・パラメータを用いて形を変形させる
8. パラメトリックモデリング2
・パラメータを用いて形態を定義する
9. 制御点を用いたモデリング1
・制御点を用いたモデリングの実例
・制御点の基礎
10. 制御点を用いたモデリング2
・制御点によって点の密度を制御する
・制御点によってファサードの開口率を制御する
11. サーフェスサブディヴィジョン1
・UV座標について
・UV座標を用いたサーフェスの分割
12. サーフェスサブディヴィジョン2
・サーフェスのパネライズ
13. 演習:課題2
・モデリングからファブリケーションへ
14. 演習:課題2
・モデリングからファブリケーションへ

<成績評価方法>
全開講日数の2/3以上を出席し、授業期間内に出される2回の課題を提出することが成績評価の前提とする。出席率およびの提出課題の完成度によって評価する。A+〜F の6段階評価で D 以上の者を合格とする。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
これらの購入は必須ではないが、自学自習のための資料として利用を勧める。
「Rhinocerosで極める 3Dデジタルデザイン ~ver.5.0に完全対応 」中島淳雄(アプリクラフト)
「Grasshopper入門」中島淳雄(アプリクラフト)

<オフィスアワー>
授業の後に教場で。事前に授業ウェブサイトから連絡を入れることが望ましい。

<備 考>
・授業で使うデータファイルを保存するのにある程度の容量を必要とします。ネットワークディスクに空きがあまり無い場合は、外付HDDやUSBメモリーなどを予め用意しておいて下さい。
・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は25名とします。
・4月初旬の3年生オリエンテーションにて履修ガイダンスを行いますので、必ず出席してください。欠席した場合は希望表を配布しませんので、注意してください。
・ログインするためのIDとパスワードを忘れずに準備して授業に臨むこと。

<参考ホームページアドレス>
http://plateau.ghe.jp/


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