2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科
ロボットヒューマンインターフェース(Robotic and Human Interface)[6L03]
2単位 辻 陽一 非常勤講師
- <授業のねらい>
- ロボット・ヒューマン・インタフェース(RHI)の目的は,ヒトと機械の接続を円滑にすることであり、関連する領域は,情報技術からヒトの生理学や心理学の分野にまで及ぶ.近年では,脳と機械を直接接続するブレイン・マシン・インタフェース(BMI)が盛んに研究されている.
本講義を受講することにより,受講生はRHIの概要やヒトの心理学的側面と神経生理学の基礎が理解出来るようになる.また,BMIの事例を知ることにより,受講生はBMIの有効性や応用の拡がりについて深く考察出来るようになる.
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にありません.
- <具体的な到達目標>
- (1)RHIの概要を理解できる.
(2)人−機械−人のコミュニケーションを理解できる. (3)人の心理的,生理的特性を理解できる. (4)ヒトの脳の仕組み,および機械との接続について理解できる.
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 RHIの概要とその関連分野
復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第2週 メディア変換処理と認識理解の関係 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第3週 協調活動支援とHI 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第4週 人間の特性:認知特性・感性 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第5週 人間の特性:ヒューマンエラー 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第6週 情報処理心理学(1)尺度,心理的変数の測定 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第7週 情報処理心理学(2)視覚の特性 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第8週 情報処理心理学(3)聴覚の特性 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第9週 神経生理学(1)神経生理学の基礎 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第10週 神経生理学(2)視覚系の生理学 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第11週 神経生理学(3)中枢神経系 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第12週 ブレイン・マシン・インタフェース(1) 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第13週 ブレイン・マシン・インタフェース(2) 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第14週 ブレイン・マシン・インタフェース(3) 復習:配布した資料は次回の講義までに目を通しておくこと. 第15週 レポート課題の提示
毎回,多くの専門用語が出てくるので,毎回配布された資料にもう一度目を通して復習して下さい.解らないところは遠慮無く質問して下さい.また,図書館やインターネットなどで調べることも積極的に行って下さい.
- <成績評価方法>
- 期末近くでBMIに関連したDVDを見て,感想文を書いて貰います.また,学期末レポート課題を課します.この2つの内容で評価します.学期末レポートは,課題に関する情報を的確に収集し理解して纏めているか,自分の考えを展開しているかについて評価します.
毎回出席して講義を聞くことが前提です.また,積極的に質問した人は,評価点加算します. 成績は,A+,A,B,C,D,Fの6段階で,D以上が合格です.
- <教科書>
- 毎回,資料を配付します.
- <参考書>
- ・「ヒューマンインタフェース」田村博(編),オーム社
・「情報処理心理学入門1 感覚と知覚」リンゼイ/ノーマン(著)サイエンス社 ・「シバ・コレクション 神経 第1部 解剖学および生理学」佐野圭司他(監修)チバガイギー(株) ・「ブレイン・マシン・インタフェース−脳と機械をつなぐ」「脳を活かす」研究会(編),2007年,オーム社 ・「ブレイン・マシン・インタフェース最前線−脳と機械を結ぶ革新技術」櫻井芳雄(他著),2007年,工業調査会
- <オフィスアワー>
- 授業の後などで質問してください。12階の講師控え室でも歓迎です.
- <学生へのメッセージ>
- 授業中の積極的な発言を期待します。
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