2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科
移動通信工学(Mobile Communication Engineering)[3H11]
2単位 大塚 裕幸 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 情報通信ネットワーク,特に移動通信(携帯電話)の基本技術を習得する.
・位置登録,一斉呼び出し,ハンドオーバーなどの移動通信特有の基礎技術を理解する. ・移動通信特有の電波伝搬,フェージングを理解する. ・アクセス方式,ディジタル変復調技術,マルチアンテナ技術を習得することにより,移動通信システム全体の構成を理解する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 前期の「電波通信工学」を受講していることが望ましい.
- <具体的な到達目標>
- ・移動通信の基本技術、要素技術を理解し,それらの機能を説明できる.
・マルチアンテナ技術を理解し,その機能を数式で表現できする. ・ディジタル変復調技術,OFDM伝送技術の動作原理を説明でき,かつそれらを数式を用いて表現できる. ・無線リソースの割当て方法を理解し,その特徴を説明できる
- <授業計画及び準備学習>
- 1.移動通信の最新技術動向(国内および海外)
2.移動通信の歴史,第1世代から第5世代へ 3.移動通信の要素技術1(位置登録,ページング) 4.移動通信の要素技術2(ハンドオーバー,ローミング) 5.移動通信の電波伝搬 6.移動通信におけるフェージング 7.アクセス方式 8.デュープレックス(FDD/TDD) 9.マルチアンテナ技術1,送受信ダイバーシチ 10.マルチアンテナ技術2,MIMO空間多重 11.移動通信における変調と復調技術 12.信号誤り率特性,スループット特性の解析手法 13.無線リソースのスケジューリング技術 14.学習成果の振り返り
- <成績評価方法>
- 定期試験と講義中に行う小テストによる100点評価で行う.60点以上で合格とする.
- <教科書>
- 指定教科書なし.パワーポイントによるスライドを使用する.
- <参考書>
- 本科目も含めて情報通信ネットワークを幅広く学びたい諸君には;
大塚裕幸監修;基本からわかる 情報通信ネットワーク,オーム社
- <オフィスアワー>
- 水曜日 12:50〜13:40 新宿校舎A−2277
- <学生へのメッセージ>
- 企業経験をもとにした実務的な内容を盛り込む.
- <備 考>
- 特になし.
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