2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科

中国語II(Chinese II)[4N09]

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2単位
趙   怡 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 本科目は初級中国語で学ぶべき発音、基礎的な文法事項を一通り履修した学生を対象に設けられた授業であるが、内容が豊富でやや難しい初級(!)中国語の教材を使うため、中国語Tを履修したものの、あまり自信がない者にも「学び直す」チャンスとなる。受講生一人ひとりの語学力とニーズに合わせる工夫をしながら、授業を進める予定である。
 授業の内容は中国の主要都市や観光名所に関する紹介が話題にして構成された「旅して学ぶ中国語」である。映像をDVDで見ながら、基本文型を習得し、初〜中級レベル程度の文章を読み解く力を獲得する。と同時に日常会話を話す、聴く能力も身につける。授業を通して中国語によるコミュニケーション能力を上達させる一方、「生」の中国語と中国の社会、自然をより多く知ることもできる。そしていつか自ら中国へ旅することにもつながるだろう。

<受講にあたっての前提条件>
中国語1を受講し、かつ合格したこと。

<具体的な到達目標>
・中国語の発音記号(ピンイン)を正しく発音し、かつ聞き取れる。
・教科書の内容を理解し、ドリルをこなせる。
・中国語の基礎文法と単語をマスターする。
・対話練習やプレゼンテーションを通じてコミュニケーションの能力を向上させる。

<授業計画及び準備学習>
 基本的に一〜二週間一課のペースで進む。特に前半は復習の要素が強いので、受講生のレベルに応じて進度を調整する。中国語検定試験の受験希望にも応じる。

1.ガイダンス、発音の復習、チェック
2. 第1課 北京@ (人称代名詞、動詞述語文、指示詞)
3.第2課 北京A (数字と曜日、名詞述語文、所在と所有)
4.第3課 北京B (形容詞述語文、反復疑問文)
5.第4課 北京C (時刻の言い方、文末の”了”)
6.復習、口頭発表(挨拶、自己紹介)
7.第5課 泰山・黄山 (助動詞@、選択疑問文)
8.第6課 西安(数量詞、完了)
9.つづき (時点と時量)
10.第7課 成都 (助動詞A)
11.第8課 九寨溝(前置詞、動詞の重ね型) 
12.第9課 雲南省@(方位詞、存現文)
13.第10課 雲南省A(買い物の表現) 
14.口頭発表(食事、買い物)
15.試験
 *夏休みの課題:中国の都市と観光名所について調べよう。

16.復習、夏休み課題の結果発表
17.第11課 大連(結果補語)
18.第12課 青島(方向補語@)
19.つづき 
20.第13課 上海@(形容詞の比較)
21.第14課 上海A(受身表現)
22.第15課 上海B(方向補語A)
23.第16課 上海C(使役表現、程度補語)
24.復習、上海関連の中国映画鑑賞
25.第17課 杭州(複文)
26.第18課 厦門(可能補語)
27.第19課 海南島(”把”構文)
28.第20課 香港、桂林(複文)
29.復習
30.試験

<成績評価方法>
 原則として2回の期末試験の平均点が60点以上で、かつ授業中での口頭発表や小テスト、また課題などを十分こなしている者に単位を認める。ただし欠席回数が授業回数の三分の一を越えた学生は履修放棄とみなす。

<教科書>
楊凱栄・張麗群『旅して学ぶ中国語』(朝日出版社)

<参考書>
相原茂・石田知子・戸沼市子著『Why? にこたえる はじめての中国語の文法書』(同学社)
相原茂編著『はじめての中国語学習辞典』(朝日出版社)

<オフィスアワー>
月曜日13:00〜15:30 八王子キャンパス講師室。

<学生へのメッセージ>
 ぜひ中国語の旅から、本物の中国への旅に進みましょう!


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