2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科
数値計算法(Numerical Method)[3A13]
2単位 立井 博子 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 数値計算法の基本的な内容を知る。
- <受講にあたっての前提条件>
- 微分積分の基本的な計算ができる。
- <具体的な到達目標>
- 各種の公式の使用法を理解し、具体的データに適用して答えを出すことができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.(1)ラグランジュ補間法 ラグランジュ補間法の導出、誤差について解説する。 準備学習:中間値の定理について復習しておく。 3.(2)スプライン補間法 ラグランジュ補間法との違いを比較しながら、スプライン補間法の考え方について解説する。 準備学習:ラグランジュ補間法について復習しておく。 4.関数近似(最小二乗法) 最小二乗法の考え方について、補間法と比較しながら解説する。 準備学習:補間法の考え方について復習しておく。 5.ニュートン・ラプソン法 ニュートン・ラプソン法の考え方、方程式の解について解説する。 準備学習:接線の方程式、凹凸について復習しておく。 連立1次方程式 6.(1)ガウスの消去法 ガウスの消去法の考え方について解説する。 準備学習:線形代数における基本変形の考え方について復習しておく。 7.(2)ガウス・ジョルダンの消去法 ガウスの消去法との違いを明確にしながら、ガウス・ジョルダン法の考え方について解説する。 準備学習:ガウスの消去法について復習しておく。 8.中間試験 9.(3)ヤコビ法 消去法との比較をしながら、ヤコビ法の考え方について解説する。 準備学習:消去法について復習しておく。 10.(4)ガウス・ザイデル法 ヤコビ法との違いを明確にしながら、ガウス・ザイデル法について解説する。 準備学習:ヤコビについて復習しておく。 11.数値微分 ラグランジュの補間多項式から、微分公式を導出する。 準備学習:微分係数の概念について復習しておく。 数値積分 12.(1)台形公式 台形公式を導出し、誤差評価について解説する。 準備学習:定積分の意味について復習しておく。 13.(2)シンプソンの公式 シンプソンの公式の導出をし、具体的な例で値を求め、台形公式との比較をする。 準備学習:台形公式を復習しておく。 14. (3) ロンバーグ法 ロンバーグ法の考え方について解説する。 準備学習:台形公式の誤差について復習しておく。 毎回の講義での課題を翌週の講義最初に返却し解説する。
- <成績評価方法>
- 毎回講義内での確認問題30%。中間試験35%。期末試験35%。期末試験は定期試験期間内に実施する。
総合評価で50%以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。毎回講義内容をプリントで配布する。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
各自で自分に合うものを見つけてほしい。
- <オフィスアワー>
- 講義前後教場で。
- <学生へのメッセージ>
- 数値計算法を習得するためには、自分でプログラムを書いて計算してみるとよい。
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