2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科

数値計算法(Numerical Method)[3A13]

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2単位
立井 博子 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
数値計算法の基本的な内容を知る。

<受講にあたっての前提条件>
微分積分の基本的な計算ができる。

<具体的な到達目標>
各種の公式の使用法を理解し、具体的データに適用して答えを出すことができる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス
2.(1)ラグランジュ補間法
  ラグランジュ補間法の導出、誤差について解説する。
  準備学習:中間値の定理について復習しておく。 
3.(2)スプライン補間法
  ラグランジュ補間法との違いを比較しながら、スプライン補間法の考え方について解説する。
  準備学習:ラグランジュ補間法について復習しておく。
4.関数近似(最小二乗法)
  最小二乗法の考え方について、補間法と比較しながら解説する。
  準備学習:補間法の考え方について復習しておく。
5.ニュートン・ラプソン法
  ニュートン・ラプソン法の考え方、方程式の解について解説する。
  準備学習:接線の方程式、凹凸について復習しておく。
連立1次方程式
6.(1)ガウスの消去法
  ガウスの消去法の考え方について解説する。
  準備学習:線形代数における基本変形の考え方について復習しておく。
7.(2)ガウス・ジョルダンの消去法
  ガウスの消去法との違いを明確にしながら、ガウス・ジョルダン法の考え方について解説する。
  準備学習:ガウスの消去法について復習しておく。
8.中間試験
9.(3)ヤコビ法
  消去法との比較をしながら、ヤコビ法の考え方について解説する。
  準備学習:消去法について復習しておく。
10.(4)ガウス・ザイデル法
  ヤコビ法との違いを明確にしながら、ガウス・ザイデル法について解説する。
  準備学習:ヤコビについて復習しておく。
11.数値微分
  ラグランジュの補間多項式から、微分公式を導出する。
  準備学習:微分係数の概念について復習しておく。
数値積分
12.(1)台形公式
  台形公式を導出し、誤差評価について解説する。
  準備学習:定積分の意味について復習しておく。
13.(2)シンプソンの公式
  シンプソンの公式の導出をし、具体的な例で値を求め、台形公式との比較をする。
  準備学習:台形公式を復習しておく。
14. (3) ロンバーグ法
  ロンバーグ法の考え方について解説する。
  準備学習:台形公式の誤差について復習しておく。
毎回の講義での課題を翌週の講義最初に返却し解説する。

<成績評価方法>
毎回講義内での確認問題30%。中間試験35%。期末試験35%。期末試験は定期試験期間内に実施する。
総合評価で50%以上を合格とする。

<教科書>
指定教科書なし。毎回講義内容をプリントで配布する。

<参考書>
指定参考書なし。
各自で自分に合うものを見つけてほしい。

<オフィスアワー>
講義前後教場で。

<学生へのメッセージ>
数値計算法を習得するためには、自分でプログラムを書いて計算してみるとよい。


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