2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科

物理学II(Physics II)[2N09]

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2単位
大下 範幸 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
熱力学と電磁気学を学ぶ。力学と並ぶ物理学の基本的な分野であり、種々の科学と直接的な関連を持ち、技術的にも広く応用されている。修得することは、自然科学を理解する上に重要である。

<受講にあたっての前提条件>
高等学校で学ぶ基礎的数学を理解していること。
「物理学 I」を受講していること。

<具体的な到達目標>
熱力学および電磁気学の法則と考え方を体系的に理解すると共に、基本的な現象の定量的解析ができることをめざす。

<授業計画及び準備学習>
1. 熱力学の基礎(1)
   温度と熱
   準備学習:教科書 8.1
2. 熱力学の基礎(2)
   気体の状態方程式
   準備学習:教科書 8.2.1-8.2.3
3. 分子運動論
   気体の力学的考察
   準備学習:教科書 8.2.4
4. 熱力学第一法則(1)
   エネルギー保存則
   準備学習:教科書 8.3-8.4.1
5. 熱力学第一法則(2)
   気体の状態変化
   準備学習:教科書 8.4.2-8.4.3
6. 熱力学第二法則
   可逆変化と不可逆変化
   準備学習:教科書 8.5-8.6
7. 電荷と静電場(1)
   電荷に働く力
   準備学習:教科書 9.1-9.2
8. 電荷と静電場(2)
   電場の強さと電位
   準備学習:教科書 9.3-9.6
9. 電流と静磁場(1)
   電荷の流れ
   準備学習:教科書 9.14
10. 電流と静磁場(2)
    磁束密度
    準備学習:教科書 9.7-9.8
11. 電流と静磁場(3)
    運動電荷に働く力
    準備学習:教科書 9.12
12. 一般の電磁場(1)
    電磁誘導と変位電流
    準備学習:教科書 9.9
13. 一般の電磁場(2)
    Maxwell の方程式
    準備学習:教科書 9.10-9.11
14. 学習内容の振り返り
    準備学習:授業内容の総復習を行うこと

<成績評価方法>
期末試験の得点と授業中に適宜行う問題演習の得点を6対4の比率で統合した結果に対し、6段階(A+,A,B,C,D,F)の評価を行い、D以上を合格とする。

<教科書>
「理工系物理学講義 改訂版」加藤潔(培風館)

<参考書>
「物理学演習テキスト」物理学演習テキスト編集委員会(学術図書出版社)

<オフィスアワー>
授業の後に教場で。

<学生へのメッセージ>
授業の理解を助けるために、問題演習を取り入れた自宅学習を行うことが肝要である。


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