2016年度工学院大学 第1部情報通信工学科
 
○回路理論II(Circuit Theory II)[2G13]
 
 
2単位 山口 智広 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
- <学位授与の方針>
 
| ○ | 1. 基礎知識の習得 |  | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 |   | 3. 汎用的問題解決技能 |   | 4. 道徳的態度と社会性 |   | 5. 創成能力 |  
  
- <授業のねらい>
 
- 交流回路を複素数を用いて取り扱うことを学び、体系立てた電気回路理論を学ぶ。具体的には下記事柄の習得を目指す。
 (1)複素数の取り扱いを理解する。 (2)R,L,Cで構成される回路の複素数を用いた解析法(回路網解析)を身につける。 (3)直流では現れない交流特有の現象を理解する。 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 電磁現象を取り扱う既習科目として、回路理論I・回路理論演習T(必修科目)がある。
 また、回路理論演習IIにて計算問題を多くこなすことにより、本講義の理解を深めることができる。 
- <具体的な到達目標>
 
- 本講義の履修を通して下記事項ができるようになることをめざす。
 (1)複素数の取り扱う理由を説明できる。 (2)複素数を用いて、R,L,Cで構成される回路の解析をすることができる。 (3)直流では現れない交流特有の現象を説明できる。 
- <授業計画及び準備学習>
 
- 第一週 ガイダンス、回路理論Iの復習 
      本講義の位置づけ、本講義のねらいや到達目標を理解する 第二週 正弦波交流電圧、電流の瞬時値表示から複素数表示への変換      複素数をなぜ用いるかを理解する       <テキスト9章(p.102〜112、144〜147)> 第三週 複素インピーダンス      複素インピーダンスとは何かを理解する       <テキスト9章(p.113〜121、144〜147)> 第四週 RL直列回路・RC直列回路      R,L,Cで構成される回路を解析する(その1)       <テキスト9章(p.121〜130、144〜147)> 第五週 RL並列回路・RC並列回路      R,L,Cで構成される回路を解析する(その2)       <テキスト9章(p.130〜138、144〜147)> 第六週 RLC回路      R,L,Cで構成される回路を解析する(その3)       <テキスト9章(p.138〜141、144〜147)> 第七週 回路網解析−1(キルヒホッフの法則)      複雑な回路を解析する(その1)       <テキスト9章(p.141〜147)> 第八週 回路網解析−2(ブリッジ回路を中心として)      複雑な回路を解析する(その2)       <テキスト14章(p.196〜201)> 第九週 第一週〜第八週までの復習 第十週 ベクトル軌跡      ベクトル軌跡を描くことで何が分かるか理解する       <テキスト10章(p.148〜153)> 第十一週 共振回路      共振現象とは何か、また、どのように応用できるか理解する       <テキスト11章(p.154〜172)> 第十二週 相互インダクタンス      相互インダクタンスとは何か、また、どのように応用できるか理解する       <テキスト13章(p.187〜195)> 第十三週 電力      直流と交流の電力の違いを理解する       <テキスト12章(p.173〜186)> 第十四週 学習内容の振り返り 
- <成績評価方法>
 
- 原則として、定期試験(7割)と授業内実施の確認テスト・課題およびレポート(3割)として評価する。
 
- <教科書>
 
- 「テキストブック電気回路」本田徳正(日本理工出版会)
 
- <参考書>
 
- 「電気回路教本」秋月影雄、橋本洋志(オーム社出版局)
 電気学会大学講座「電気回路論 3版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会) 
- <オフィスアワー>
 
- 金曜日 13:00〜15:00(八王子校舎・5号館804号室)
 そのほかの時間を希望する学生は、あらかじめメールでコンタクトをとるように。 メールアドレス:ct13354@ns.kogakuin.ac.jp 
- <学生へのメッセージ>
 
- この科目で学ぶ事柄は専門科目の基礎となるので、十分に内容を消化するよう努力すること。
 
- <参考ホームページアドレス>
 
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ct13354/index.html
 
 
 
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