2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科

照明・表示システム(Illuminating and Display Engineering)[5M02]

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2単位
竹本 正勝 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
さまざま分野で利用されている光応用技術を、代表的な照明・表示デバイス分野において、種類、特徴、利用技術に関して学ぶ。最新の事例を学びながら、基礎的な技術の習得と、本分野へ興味を持つ機会としたい。

<受講にあたっての前提条件>
物理学T,Uおよび電気磁気学T,Uの単位を取得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
電気主任技術者試験程度の問題に解答できることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション (自己紹介、授業のねらい、授業の進め方、内容についての説明)
2. 照明の基礎 (放射と光、測光量、目と見え方)
3. 色と測光 (色と表示方法、測光、測色)
4. 光源@ (発光の原理、白熱電球、蛍光ランプ)
5. 光源A (HIDランプ、固体発光光源、その他の光源)
6. 照明器具 
7. 照明計算 (配光、光束計算法、相互反射)
8. 屋内照明 (照明設計の目的、照明設計の要件、照明設計の手順)
9. 屋外照明 (道路照明、トンネル照明、スポーツ照明)
10.放射の応用(光放射の応用、紫外線放射、赤外線放射)
11.表示デバイス (ブラウン管、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ)
12.光情報通信@ (光エレクトロニクス)
13.光情報通信A (光機能部材、社会への貢献と将来性)
14.学習内容の振り返り

準備学習:教科書の章末問題を解き、宿題があれば解答し提出する。

<成績評価方法>
原則として定期試験(試験期間中に実施)の結果により評価する。60点以上を合格とする。
ただし、わずかに60点に満たない場合は宿題の提出状況によっては合格とすることがある。

<教科書>
一般社団法人照明学会編 『照明工学』 オーム社

その他、必要に応じて電子教材とパワーポイントにて補足予定。

<参考書>
池田紘一、小原章男/編著 『光技術と照明設計 基礎からインテリアデザインまで』  :電気学会
西久保 靖彦 著  『よくわかる最新ディスプレイ技術の基本と仕組』 : 秀和システム
大越 孝敬 著   『光エレクトロニクス』 : 電子情報通信学会編
佐藤 清史 著   『照明電熱』 :東京電機大学出版局

<オフィスアワー>
金曜日17:30〜18:00 新宿校舎12階 講師室 
ただし、これ以外にも都合がつくこともあるので、面談を希望する場合は、なるべく事前にメール(takemoto@cc.kogakuin.ac.jp)等で時間と場所の予約を取ってほしい。
又、メールでのQ & Aにも対応したい。

<学生へのメッセージ>
照明工学、表示システム、及び光応用分野は、先端技術でありながら、医療、エネルギー、環境、産業、情報通信、エンタテーメントなど社会や生活に密接して発展して来ているが、これからの日本を支える基幹技術としても、さらなる成長が期待されている。最新の事例を学びながら、必要な基礎技術も理解することで、本分野に対する興味を持つ機会にしてもらえれば幸いである。


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