2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科

回路理論演習II(Practice on Circuit Theory II)[2P14]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
前田 幹夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
「回路理論T」で学んだ交流理論を基礎として,複雑な回路網や回路をブラックボックスとして考えた場合の二端子対回路を理解を演習でさらに深めます。電力回路,電気機器等への導入として三相交流回路についても理解を演習でさらに深めます。

<受講にあたっての前提条件>
「回路理論U」或いは「回路理論U(再)」を受講していることが必要です。

<具体的な到達目標>
「回路理論U」で学んだ理論が実際に例題を解いてゆく演習によって、さらに身につきます。

<授業計画及び準備学習>
授業の進み方は「回路理論U(再)」に準じています。
準備:回路理論T、Uの復習をしてから授業に臨むこと
1. 回路理論Tの復習(1): 直流・交流回路
2. 回路理論Tの復習(2): 交流回路、電力
3. 交流回路網(1): 閉路方程式、節点方程式、グラフ理論における基本概念
4. 交流回路網(2): 閉路行列とその性質
5. 交流回路網(3): 電源変換、重ね合わせの理、テブナンの定理、ノルトンの定理
 復習:第5章の5.12問題 3,5,6,7,8
6. 一端子対回路(1): インピーダンス、リアクタンス一端子対回路の周波数特性
7. 一端子対回路(2): 逆回路、定抵抗回路
 復習:第6章の6.8問題 6,7.8
 中間テスト:5章(能動回路を除く)、6章(s回路を除く)
8. 二端子対回路(1): インピーダンス(Z)パラメータとアドミッタンス(Y)パラメータ
9. 二端子対回路(2): ハイブリッド(H)パラメータ、縦続(F)パラメータ
10. 二端子対回路(3): 影像パラメータ、基本的な二端子対パラメータの相互変換
11. 二端子対回路(4): 伝達関数、フィルタ、減衰器、線路方程式
復習:第7章の7.11問題 1,2,3
12. ひずみ波電圧・電流と電力:ひずみ波の実効値、平均値、実効電力、皮相電力、力率
13. 対称三相交流(1): 対称三相交流電圧、電流及び負荷インピーダンスのY−△変換
14. 対称三相交流(2): 対称三相交流の結線法、Y結線、△結線
 復習:第8章の8.13問題 2,5,6
学修内容の振り返り

<成績評価方法>
レポート(20%),中間テスト(30%),定期試験(50%)により100点満点で評価し、60点以上の者を合格とします。

<教科書>
「電気回路論 3版改訂」平山 博・大附辰夫著(電気学会)

<参考書>
以下に例を示します。自分が分かりやすいと思う参考書を見つけてください。
「電気回路論問題演習詳細」平山博、大附辰夫監修(電気学会)
「理工系のための解く電気回路1」石井六哉他著(講談社サイエンティフィク)
「テキスト電気回路」庄善之著(共立出版)

<オフィスアワー>
木曜日15-17時新宿キャンパス2212号室。質問は常時メール(maeda@cc.kogakuin.ac.jp)で受け付けています

<学生へのメッセージ>
授業に出席して、毎回の内容をその週のうちに理解するように努めてください


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.