2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科

情報処理演習(Exercises in Computer Literacy)[3206]

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1単位
渡邉 夏輝 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
プログラミングの基礎的な内容について講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れを読み取り理解すること、やさしい問題を解決するプログラムを自ら考案して作成できることを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
論理的,数学的な思考力が重要である。パソコンに触れた経験のあることが望ましいが必ずしも前提とはしない。

<具体的な到達目標>
プログラミングの文法と各種のアルゴリズムを理解し,簡単な課題をプログラミングにより解決できる能力を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1.VBA環境の基本操作とプログラム記述方法
準備学習 教科書 第1章を読んでくる。
2.変数と四則演算
準備学習 教科書 第2章を読んでくる。
3.条件判断 If文、Select Case文、条件文、論理演算
準備学習 教科書 第3章を読み、章末問題を解く。
4.繰り返し(1) For Next文
準備学習 教科書 第4章を読んでくる。
5.繰り返し(2) While文、Do Loop文
準備学習 教科書 第4章の例題を理解して、章末問題を解く。
6.SubプロシージャとFunctionプロシージャ、変数の有効範囲
準備学習 教科書 第5章を読んでくる。
7.SubプロシージャとFunctionプロシージャ、引数の扱い、Exit文
準備学習 教科書 第5章の例題を理解して、章末問題を解く。
8.セルの入出力、With文、数値演算関数
準備学習 教科書 第6章を読んで、章末問題を解く。
9.文字列処理の関数(Chr, Asc, Len, Mid, 他)
準備学習 教科書 第8章を読んで、章末問題を解く。
10.配列の利用、構造型
準備学習 教科書 第9章を読んで、章末問題を解く。
11.再帰的呼び出し 階乗計算、迷路
準備学習 教科書 第7章を読んで、章末問題を解く。
12.数値計算 モンテカルロ法
準備学習 教科書 第10章を読んで、章末問題を解く。
13.整列(ソーティング)
準備学習 教科書 第16章を読み、章末問題を解く。
課題 配布する演習問題を解いてくる。
14.学習内容の振り返り
準備学習 定期試験で解けなかった問題を考えておく。

<成績評価方法>
演習を伴うため、単位取得は授業への出席と参加、完成した全課題の提出を前提とする。意欲的に取り組み、提出物を期限内に提出するように。また、定期試験の受験は必須である。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

定期試験の平均点(60点満点)と演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点をA+〜Fの6段階で評価してD以上に単位を認める。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

<教科書>
「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング(第3版)」加藤潔 著(共立出版)

<参考書>
参考書は特に指定しないが,図書館を活用して必要な参考資料を探すことを推奨する。

<オフィスアワー>
水曜の昼休み(八王子校舎1W−332室 物理準備室)
あるいは以下のアドレスにメールを送って下さい。
fu41210 [at] ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
プログラムを使うことで複雑な処理や計算をコンピューターに実行させることができます。プログラミングを修得することで、レポート作成などでも活用できるでしょう。VBAはExcelで手軽に利用できるので、講義以外でも自習して身につけて下さい。


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