2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3204]

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2単位
渡邉 夏輝 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
コンピュータリテラシーについて講義と演習を行う。情報処理の基礎的な概念や情報倫理について理解し,ID管理された計算機システムの基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具として使えるようになることをめざす。

<受講にあたっての前提条件>
論理的,数学的な思考力が重要である。パソコンに触れた経験のあることが望ましいが必ずしも前提とはしない。

<具体的な到達目標>
Word, Excel, Powerpoint などの各種アプリケーションを使用して,レポートの作成やプレゼンテーションの手法を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、IDとパスワード、Windowsの基本操作、電子メールの操作
準備学習 教科書 第2章の内容を読んでおく。
2.Wordの利用(1)
基本事項、文字入力と変換、保存、 編集、表とセル操作、自己紹介レポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.1節〜5.5節の内容を読んでおく。
自己紹介の文章を400文字〜800文字で考えておく。
3.Wordの利用(2)
書式設定、印刷、描画・数式オブジェクト、数式を含むレポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.6節〜5.8節の内容を読んでおく。
数学や物理で出てくる公式3つ以上とその説明文を用意しておく。
4.Excelの利用(1)
画面構成、ワークシート、セル、セル入力・修正・移動・複写、罫線、数式とセルのコピー
準備学習 教科書 第5章 6.1 構成要素、6.2 基本技術 技1〜技16の内容を読んでおく。
5.Excelの利用(2)
数式とオートフィル、セル参照、関数、相対参照と絶対参照、並べ替え、ランク、レポート作成(円グラフ)
準備学習 教科書 第6章 6.2節 基本技術 技17〜技23の内容を読んでおく。
6.Excelの利用(3)
関数のグラフ(散布図、折れ線グラフ)、三次元のグラフ(等高線グラフ)、数列、級数計算、Wordとの連携
準備学習 教科書 第6章 6.3節 応用(演習6.2〜演習6.6)の内容を読んでおく。
7.プレゼンテーション
プレゼンテーションとは何か、PowerPointを用いたスライド作成の具体例、アニメーション、配布資料の印刷
準備学習 教科書 第7章の内容を読んでおく。
8.インターネット情報の検索と利用、情報倫理
Webブラウザの使い方、情報検索の方法、情報の検証、情報発信と情報倫理、情報セキュリティ
準備学習 教科書 第3章の内容を読んでおく。
9.ウェブページの制作(1)
WWWの仕組み、HTML、要素、タグ、キーワード、リンク、属性
準備学習 教科書 第8章 8.1節-8.4節の内容を読んでおく。
10.ウェブページの制作(2)
スタイルシートとCSS、基本セレクタ、classセレクタ、idセレクタ、擬似クラス、divタグ、色指定
準備学習 教科書 第8章 8.5節-8.6節の内容を読んでおく。
11.ウェブページの制作(3)
ボックス要素、イメージファイルの編集、WWWの仕組み、ファイル転送
準備学習 教科書 第8章 8.7節の内容を読んでおく。
ホームページに載せる写真を撮影して持ってくる。ホームページ開設資料を確認しておく。
12.LaTeXの利用
LaTeXとは何か、ソースファイルの一般形式、コンパイル、プレビュー、箇条書き、表、数式の練習、レポート作成
数学や物理で出てくる標準的な数式を3つ以上とその説明文を用意しておく。
準備学習 教科書 第9章 の内容を読んでおく。
13.情報倫理およびハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの入門的な講義を行う。
準備学習 教科書 第1章コンピュータ入門の内容を読んでおく。
課題 下に示す情報倫理教材の学習教材を学習して、修了テストを実施しておく。
14.学習内容の振り返り
準備学習 定期試験で解けなかった問題を考えておく。

<成績評価方法>
演習を伴うため、単位取得は授業への出席と参加、完成した全課題の提出を前提とする。意欲的に取り組み、提出物を期限内に提出するように。また、定期試験の受験は必須である。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

定期試験の平均点(60点満点)と演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点をA+〜Fの6段階で評価してD以上に単位を認める。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

※アメリカ・ハイブリッド留学に参加する学生は、別途案内する。

<教科書>
演習の授業であり,教科書がないと授業参加が困難となる。必ず,毎回の授業に持ってくること。
「理工系コンピュータリテラシー MS-Office 2013対応」飛松敬二郎,田中久弥,加藤潔,山崎浩之/他著(共立出版)

<参考書>
参考書は特に指定しないが,図書館を活用して必要な参考資料を探すことを推奨する。

<オフィスアワー>
月曜・水曜の昼休み(八王子校舎1W−332室 物理準備室)
あるいは以下のアドレスにメールを送って下さい。
fu41210 [at] ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
今やコンピュータはあらゆる所で活用されており、情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須と言えます。コンピュータに「使われる」のではなく、コンピュータを「使いこなせる」ように、しっかりと基礎を身につけて下さい。


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