2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科
○物理学I(Physics I)[2314]
2単位 高瀬 昇 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 理工学の基礎となる,物理学について学習する.
物理学Iでは,その土台ともいうべき力学を扱う. 以下の事柄の習得を目標とする. (1)各物理量の概念を理解. (2)物理法則の理解及びそれに基づく関連する現象の数式による表現・理解.
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校までの数学(特に,ベクトル,種々の関数,微分積分).
- <具体的な到達目標>
- (a)与えられた問題の運動方程式を書き下すことができること.また,その方程式を解き,結果の物理的意味を理解できること.
(b)力学的な保存量の理解と,その保存則を使用できること. (c)剛体の静止条件の理解とその適用ができること. (d)剛体の運動の理解とその適用ができること.
- <授業計画及び準備学習>
- ガイダンス,物理量,次元,単位
準備学習:教科書1.1を理解し,例題を解いておくこと
- 運動の記述(位置):ベクトルと座標系
準備学習:高校で学習したベクトルの復習と教科書1.2〜4を理解し,例題を解いておくことておくこと
- 運動の記述(位置,速度,加速度):初等関数,ベクトルの微分・積分
準備学習:高校で学習した微分・積分の復習と教科書1.5〜6を理解し,例題を解いておくこと
- まとめ
準備学習:前回までの内容を全て理解し,教科書の演習問題1を解いておくこと
- 運動の法則
準備学習:教科書2.1〜4を理解しておくこと
- 一定の力による質点の運動
準備学習:教科書2.5.1〜2を理解し,例題を解いておくこと
- 速度に比例する力による質点の運動
準備学習:教科書2.5.3を理解し,例題を解いておくこと
- 復元力による質点の運動
準備学習:教科書2.5.4を理解し,例題を解いておくこと
- 仕事と運動エネルギー
準備学習:教科書3.1,3.2.2を理解し,例題を解いておくこと
- 保存力とポテンシャルエネルギー
準備学習:教科書3.2.1,3.2.3を理解し,例題を解いておくこと
- 質点系の運動量保存則,角運動量保存則
準備学習:教科書3.3を理解し,例題を解いておくこと
- 剛体(1)
準備学習:教科書5.1.1〜2,5.4を理解し,例題を解いておくこと
- 剛体(2)
準備学習:教科書5.3,5.5を理解し,例題を解いておくこと
- 学習内容の振り返り
準備学習:前回までの総復習を行うこと
- <成績評価方法>
- レポート,小テスト40% + 定期試験60%で評価し,
Grade D 以上で単位を認める。
- <教科書>
- 「理工系物理学講義」加藤潔著(培風館)
- <参考書>
- Kuport上の講義ノート(各自プリントアウトして持参すること)
- <オフィスアワー>
- 火曜日 12:50〜13:40 (八王子校舎1W−332室 物理準備室)
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