2016年度工学院大学 第1部電気システム工学科

数学II(Mathematics II)[2210]

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2単位
荒川 智匡 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
多変数関数の微分積分について,基本的な事柄の習得を目指す.

<受講にあたっての前提条件>
「数学I」で学習した数学知識を前提とする.

<具体的な到達目標>
(1) 偏微分の基本的な計算ができるようになる.
(2) 偏導関数を利用し, 極値問題が解決できるようになる.
(3) 重積分の基本的な計算ができるようになる.
(4) 重積分を利用し, 求積問題が解決できるようになる.

<授業計画及び準備学習>
第1回 1 変数関数の微分の復習, 偏導関数の定義
準備学習:1変数関数の微分積分について復習しておくこと.

第2回 偏微分の計算, 高次偏導関数
準備学習:教科書 p.106〜p.108 に目を通しておくこと.

第3回 合成関数の偏微分, 接平面の方程式
準備学習:教科書 p.102〜p.106 に目を通しておくこと.

第4回 2 変数関数の Taylor の定理
準備学習:教科書 p.108〜p.112 に目を通しておくこと.

第5回 2 変数関数の極値問題
準備学習:教科書 p.113〜p.123 に目を通しておくこと.

第6回 陰関数の微分法
準備学習:教科書 p.124〜p.132 に目を通しておくこと.

第7回 前半の学習成果の確認(授業内試験)
準備学習: 第1回から第6回までの内容について復習すること.

第8回 条件付き極値問題
準備学習:教科書 p.132〜p.135 に目を通しておくこと. 

第9回 積分の復習, 重積分の定義
準備学習:教科書 p.138〜p.143 に目を通しておくこと.

第10回 累次積分, 積分順序の変更
準備学習:教科書 p.144〜p.149 に目を通しておくこと.

第11回 極座標変換による2重積分の計算
準備学習:教科書 p.154〜p.159 に目を通しておくこと.

第12回 一般の変換による2重積分の計算, 広義重積分
準備学習:教科書 p.149〜p.153, p.160〜p.162 に目を通しておくこと.

第13回 体積, 表面積
準備学習:前回までの内容を復習し, 課題に取り組むこと.

第14回 学習内容の振り返り
準備学習: 今までの学習課題の中で解けなかった問題を復習し,当該部分の教科書とノートを見て確認すること.

<成績評価方法>
中間試験 (授業期間内に実施):40%, 期末試験 (試験期間に実施):50%, 授業内演習:10% で評価する.
2015年入学者は到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める. 2014年以前入学者は60点以上で単位を認める.

<教科書>
長谷川研二他「理工系のための微分積分」培風館

<参考書>
高木悟他「理工系のための基礎数学」培風館

<オフィスアワー>
授業の前後に教室にて.


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