2016年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
 
教育問題を考える(Seminar on Educational Problem)[3309]
 
 
2単位 内山 宗昭 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
- <学位授与の方針>
 
 | 1. 基礎知識の習得 |   | 2. 専門分野知識の習得 |  | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 |  | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |  | ◎ | 5. 創成能力 |  
  
- <授業のねらい>
 
- 大学における学習環境やこれから学ぶ機械工学のイメージを理解する。大学における学習の動機づけを獲得し、各演習課題を通して自ら学ぶ習慣やさまざまなstudy skillsを身につける。あわせて大学での4年間が有意義なものになるように、大学生活への適応性を獲得し、大学4年間で学ぶ目的を見いだす。
 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 必修科目であるため,授業に毎回出席し,課題レポートを期日までに必ず提出すること。
 
- <具体的な到達目標>
 
- 履修者は,大学で学ぶ上での基本的なことがらを学習する。
  (1)大学および学科の教育目標とカリキュラムを理解する。 (2)大学生活を送る上で必要な考え方、モラル、常識を身につける。一般科目や機械工学を学ぶ上で必要なことがらを理解し、使えるようにする。 (3)文献検索、ノートの取り方、報告書の書き方・発表などの演習を通して大学授業で必要となる基礎的技術や技能を習熟する。  報告書の書き方では,他者に見せるための簡潔でわかりやすい文章表現ができ,報告書の書き方の基本的なルールを習得する。 (4)グループで討論しグループとしての意見をまとめ、発表を行う。他者の発表に対して意見や感想を述べる。 (5)ものづくりなどのさまざまな演習を通してコミュニケーション能力や広い視点でものごとを捉えることの大切さを理解する。  ものづくりの課題では,グループ内で、複数のアイデアを客観的に分析・議論し,実現可能な解決策をまとめれるようになる。
   (JABEE学習・教育到達目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(C)コミュニケーション能力を身に付けた技術者の育成◎,(E)機械工学を応用した問題解決能力およびエンジニアリング・デザイン能力を身につけた技術者の育成◎ 
- <授業計画及び準備学習>
 
- <授業計画及び準備学習>
 1,2.[学科オリエンテーション]   学科オリエンテーションを通じて大学生活への適応を図る。
  3.[ガイダンス]  大学および機械工学科における学習環境や学科におけるコース制度・進級条件・JABEEなど学生生活を送る上で重要な情報を理解する。  大学および学科の教育目標とカリキュラムを理解し、大学4年間の学習の流れを把握する。機械工学基礎演習Iの授業計画と成績の評価方法を理解する。
  4.[大学で学ぶ]    高校と大学での学びの違いを把握し、大学では何を学ぶかを明確にする。先輩の体験を聞いて今後の大学生活の参考にする。学習支援センターの役割や活用方法についても理解し,今後の学習に役立ててもらう。  今後の大学生活の計画を立てる。
  5.[ものづくり演習]   問題解決型テーマ:爪楊枝ブリッジコンテストルール説明と製作演習開始。  爪楊枝と接着剤を用いて構造物を作り、その完成度と耐荷重を競い合う。この演習を通して,コミュニケーション能力や幅広い視点でものごとを捉える大切さを理解する。あわせて,グループ内で活動するために必要な能力や取り組み方を学ぶ。 最初の演習では,グループに分かれて,複数のアイデアを分析・議論し,実現可能な解決策について意見交換を行う。
  6.[時間管理]および[ものづくり演習] 自分の日頃の行動を時間的な観点から見直す。さらに,自分の学習スタイルについて考えて、ものづくり演習(問題解決型テーマ:爪楊枝ブリッジ製作演習)に役立てる。 大学4年間の学習計画を立てることにも役立ててもらう。
  7.[ものづくり演習]   問題解決型テーマ:爪楊枝ブリッジ製作演習。
  8. [爪楊枝ブリッジコンテスト]    爪楊枝と接着剤を用いて構造物を作り、その完成度と耐荷重を競い合う。
   当日コンテスト会場に必ず製品を持参すること。
  9.[プレゼンテーション準備]  ものづくり演習における課題解決の過程、結果についてグループ内でまとめ,パワーポイントを作成する。 グループ内で発表スライドの流れや各スライドの題目,役割分担を話し合って決める。他のメンバーとの討論内容を整理しながら、グループとしての意見をまとめる。
  10.[プレゼンテーション]  ものづくり演習における課題解決の過程、および結果についてグループ内でまとめ,パワーポイントを用いてクラス全員の前で発表する。  他グループの発表を聞いて,内容について意見や感想を述べる。   11.[機械工学科研究室見学]/[大学内施設の見学]   機械工学科の研究室および大学内施設(学習支援センター,学生相談室,健康相談室)を見学する。
  12.[ノートの取り方を学ぶ]  ノートをとる目的,学びの技術およびノート作成技術について学ぶ。
  13.[レポートの書き方を学ぶ]および[図書館見学および文献の探し方] [レポートの書き方を学ぶ] レポートとは何か、レポートのきまり(提出期日の厳守)やレポートの書き方(題目、提出期日、提出者:学籍番号・氏名、図・表、文献の引用など)を学ぶ。 [図書館見学および文献の探し方]    図書館の利用、文献引用のルール、インターネットと情報利用のルール、知的財産権について学ぶ。 [日本語文章表現]    文章の基本、論理的な文章の作成、正しく伝えるための表現法を学ぶ。
  14.[学習内容の振り返り]  学習内容についての振り返りや授業アンケートを実施する。 
- <成績評価方法>
 
- 全授業出席を前提とし、演習、プレゼンテーション、レポートで評価する.
 「(C)コミュニケーション能力を身に付けた技術者の育成」に対応するコミュニケーション能力の基礎を、演習、プレゼンテーション、レポートで評価する。また、「(E)機械工学を応用した問題解決能力およびエンジニアリング・デザイン能力を身につけた技術者の育成」に対応するエンジニアリング・デザイン能力の基礎をプレゼンテーション、レポートで評価する。(C)、(E)の成績の平均点を本科目の最終成績とし、Grade D以上を合格とする。
  ・遅刻およびレポート課題の提出遅れも減点対象となる。 ・演習への参加態度も評価の対象となる。 ・レポート課題は期限を守って提出すること。 
- <教科書>
 
- 指定教科書なし
 
- <参考書>
 
- 「技術とは何か」    大輪武司 (オーム社)
 
- <オフィスアワー>
 
- 八王子校舎 水曜日12:30〜13:30 総合教育棟 1E-309研究室
 新宿校舎  木曜日13:00〜14:00 A-2733研究室 
- <学生へのメッセージ>
 
- 演習科目なので毎回出欠を確認し演習を行う.レポートは期限を守って必ず提出すること.
 
 
 
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。 
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved. | 
 
 
 |