2016年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

環境エネルギー化学実験A(Laboratory of Environmental and Energy Chemistry A)[0332]

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1単位
岡田 文雄 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
中山りょういち 助教  
釜谷 美則 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
酒井 裕司 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
環境エネルギー化学科の重点科目および環境関連科目に対応する実験について学ぶ。さらに、環境問題を考える上で重要な化学工学の内容を学ぶために「熱交換プロセスの実験:熱交換器」、「廃液の浄化実験:吸着操作」のテーマで実験をおこなう。

<受講にあたっての前提条件>
事前に配布された各実験テーマのテキストをよく読み、実験内容を理解して実験に臨むこと。

<具体的な到達目標>
・これまでの講義・演習・実験で得た知識をさらに実験を通して深める。
・実験・研究の進め方を身につける。
・測定機器類の操作方法および実験データのまとめ方、解析方法を習得する。
・実験を通して環境・エネルギー問題の理解をより深める。

<授業計画及び準備学習>
A-1 熱交換プロセスの実験:熱交換器
 今日の環境問題を考えるとき、省エネルギーならびに熱エネルギーの有効利用は重要な課題の一つとなっている。本実験では廃熱の回収を想定し、蛇管式熱交換器を用いて冷却水と温水との間の熱交換を行い、伝熱の基礎知識を実験を通して学習するとともに熱エネルギーの有効利用について考察する。

A-2 廃液の浄化実験:吸着操作
 河川や上水などの水処理において、水中の有害物質を除去することを想定し、活性炭を用いた固定層吸着実験を行うことで吸着現象を理解し、さらに実際の有害物質を用いて検討する。具体的には、吸着剤である活性炭をカラムに充填した後、ポンプでメチレンブルー溶液を注入し、排出水中の濃度を光電比色計にて測定する。この実験と並行して、同様のカラム試験にて、流入水と排出水中の有害物質の除去を確認するために高速液体クロマトグラフ(HPLC)にて特定物質の定性ならびに定量を行う。
準備学習:事前に配布された実験指導書等を熟読し、また実験ガイダンスの内容を復習し、実験内容を十分に理解した上で、測定にのぞむこと。

<成績評価方法>
3週間かけて1テーマの実験を行う。止むを得ない事情を除き、欠席は認めない。テーマごとに、レポート内容について担当教員とのディスカッションを行い、提出されたレポートによって採点する。総合評価60点以上を合格とする。

<教科書>
初日の全体ガイダンスで各実験テーマのテキスト(プリント)を配布する。予めテキストを熟読し、実験内容を把握した上で実験に参加すること。

<参考書>
指定参考書無し。

<オフィスアワー>
授業終了後の30分間、新宿校舎にて質問等を受けつけます。
実験担当教員と連絡を取りたい場合には、メールで確認してください。
担当教員(居室)
岡田 文雄(新宿校舎A-1918)
釜谷 美則(新宿校舎A-2067)
酒井 裕司(新宿校舎A-1976)
中山りょういち(新宿校舎A-1975)


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