2016年度工学院大学 第1部応用化学科

創薬化学(Medicinal Chemistry)[2H24]

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2単位
松野 研司 教授  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
医薬品創製のカギを握る創薬化学の基礎知識を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
3年前期までの有機化学と生物化学関連の知識が必要となりますので、これらを充分に修得した上で授業に臨んでください。

<具体的な到達目標>
●創薬研究の流れについて説明できる。
●医薬品に求められる基本的特性について説明できる。
●医薬品構造と薬理活性を関連させて説明できる。
●創薬化学における知的財産権について説明できる。

<授業計画及び準備学習>
1.創薬研究の流れ
2.創薬における標的分子とリード化合物創出の方法論
3.医薬品と標的分子の相互作用
4.医薬品に求められるADMETの特性
5.医薬品の構造
6.創薬化学における構造生物学
7.プロセス化学
8.創薬研究と知的財産権
9.創薬化学の実例1(高血圧治療薬)
10.創薬化学の実例2(高脂血漿治療薬)
11.創薬化学の実例3(抗がん剤)
12.創薬化学の実例4(糖尿病治療薬)
13.学習成果の確認(試験)
14.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
期末試験の成績が60点以上の者に対して単位を認定する。

<教科書>
有機医薬分子論(周東智、京都廣川書店)
必要に応じてレジメもオンライン上で配布する。

<参考書>
創薬化学(長野哲雄・夏苅英昭・原博、東京化学同人)
化学構造と薬理作用(柴武ウ勝ら、廣川書店)
創薬科学・医薬化学(橘高敦史、化学同人)

<オフィスアワー>
いつでもどうぞ(ただし、在室していても対応できない時もあるため、事前に電話またはe-mailで都合を確認するのが望ましい)。

<学生へのメッセージ>
医薬品関連の仕事に携わりたい人には必聴の講義です。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwa1068/


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