| 2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科
 
 
△近代科学の成立(Origin of Modern Sciences)[4L18]
 2単位
 林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<授業のねらい>この授業は「古代(紀元前)から近代(17,8世紀)までの(西洋を中心とする)世界史」について、「科学の歴史」を中心として学び直すものです。私たちがよく知っている科学=理科が、いつごろどのようにして成立したのかということを理解します。単に科学者の努力のみによってではなく、その時代の社会や思想と密接に関連して科学が成立していることが重要です。また、そういった歴史的な知識を通じて、現代の科学技術文明のあり方について考察します。
<受講にあたっての前提条件>特にありませんが、あえて言えば高等学校から大学1年生で学ぶ、数学・物理・化学の基礎知識が必要です。<具体的な到達目標>科学とは何かについてのいくつかの基本的な見方、考え方を理解し、表現できる。近代科学史上の重要なできごとについて、知識に基づいて説明できる。
 歴史上の科学のあり方と比較して、現代の科学技術の特徴を説明し、評価できる。
<授業計画及び準備学習>授業計画1. 歴史的な視点と科学:ガイダンス
 準備学習:シラバスを読んでおく。
 2. 科学とは何だろうか?
 準備学習:ガイダンスに基づいて、学習計画を立てておく。
 3. 古代ギリシアにおける科学の成立(1):自然への問の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 4. 古代ギリシアにおける科学の成立(2):数学的方法の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 5. 古代ギリシアにおける科学の成立(3):宇宙論の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 6. 古代ギリシアにおける科学の成立(4):物質理論の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 7. 近代西欧における科学の成立(1):新しい宇宙観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 8. 近代西欧における科学の成立(2):新しい自然観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 9. 近代西欧における科学の成立(3):新しい知識観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 10. 近代西欧における科学の成立(4):新しい科学方法論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 11. 近代西欧における科学の成立(5):新しい宇宙論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 12. 近代西欧における科学の成立(6):新しい物質理論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 13. 近代科学と日本
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
 14. 学習内容の振り返り
 準備学習:定期試験を振り返っておく。
<成績評価方法>授業内小課題(計20%)、最終レポート(30%)、定期試験(50%)によって評価します。<教科書>なし。電子教材を事前配布します。<参考書>中根美知代、佐藤賢一他『科学の真理は永遠に不変なのだろうか ―サプライズの科学史入門』ペレ出版 2009年その他の参考文献については、電子ファイルで受講者に配布します。
<オフィスアワー>前期は水曜2限、後期は木曜5限。新宿キャンパス27F2714室。それ以外の時間を希望する場合はft12153@(以下皆さんと同じ)宛メールで問い合わせて下さい。<学生へのメッセージ>すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。<参考ホームページアドレス>http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/ (前学期までの授業アンケート結果やそれに対するコメントを公表しています。) 
 
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