2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科

信頼性工学(Reliability Problem in Engineering)[5E11]

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2単位
八戸 英夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
機械システム技術者がもつべき信頼性工学について必要な基礎知識と実践的な応用力を身につける.

<受講にあたっての前提条件>
システム工学Bを受講しており,確率統計に関する知識を有することが望ましい.

<具体的な到達目標>
以下に具体的な達成目標を示す.
(1)信頼性、保全性、安全性の考え方全般を理解する.
(2)ワイブル解析など,統計的手法を理解する.
(3)FMEA,FTA,R−Mapなど信頼性・安全性の解析手法を理解する.
(4)信頼性設計,安全性設計を理解する.
(JABEE学習・教育到達目標)
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標)D:○

<授業計画及び準備学習>
1.信頼性、保全性、安全性の意味、信頼性設計
2.信頼度、MTTF, MTBF,バスタブ曲線、故障のタイプ
3.ワイブル解析による故障タイプの判別
4.偶発故障期(指数分布)における信頼性
5.信頼性モデル、直列系、並列系
6.保全性とアベイラビリティ
7.FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
8.FMEAの演習
9.FTA(Fault Tree Analysis)
10.FTAの演習
11.FT図の修正と最小カットセット
12.リスクアセスメント
13.安全性設計,ヒューマンエラー
14. 講義のふりかえり

<成績評価方法>
定期試験期間に定期試験を実施する.定期試験が60点以上の者に単位を認める.ただし,正当な理由なく,出席状況やレポート提出状況などが悪いときは減点対象となることがある.なお,定期試験のときは,到達目標に記載されたすべての項目に関して出題する.
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育到達目標Dは,上記の基準を満たせば達成される.

<教科書>
教科書指定なし、講義資料を配布する

<参考書>
真壁 肇編;信頼性工学入門,日本規格協会
柚原 直弘;ヒューマンエラーと機械・システム設計,講談社
松本 浩二;R-Mapとリスクアセスメント 基本編,日科技連

<オフィスアワー>
火曜日 17:30〜19:15 新宿キャンパス 高層棟A-1774室(計画工学研究室)もしくは,
講義前後に受け付ける.

<学生へのメッセージ>
電卓を持参すること


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