2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科

機械システム実験及演習(Basic Experiments on Mechanical Systems Engineering)[2H09]

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2単位
桐山 善守 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
八戸 英夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
高信 英明 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
小林 光男 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
大石 久己 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
見崎 大悟 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
機械システム工学における重要な項目について実験を行う。実際の現象を体験し、データの計測・処理・解析・考察を行い、その内容を報告書にまとめる。また、実験の計画・遂行能力、計測・解析・考察能力、理論的記述力、口頭発表能力を磨き、機械システム工学の総合的な理解力とデザイン能力を養う。これに加えて、グループで共通の課題に取り組み、報告書をまとめ発表することで、プレゼンテーション力とチームワーク力を養う。

<受講にあたっての前提条件>
機械システム工学における重要な項目について実験を行う。実際の現象を体験し、データの計測・処理・解析・考察を行い、その内容を報告書にまとめる。また、実験の計画・遂行能力、計測・解析・考察能力、理論的記述力、口頭発表能力を磨き、機械システム工学の総合的な理解力とデザイン能力を養う。これに加えて、グループで共通の課題に取り組み、報告書をまとめ発表することで、プレゼンテーション力とチームワーク力を養う。

<具体的な到達目標>
機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育到達目標と関連し、以下を目標とする。
◎(D-3) 機械工学とシステム工学の専門分野を踏まえて、実験課題の説明ができる。
◎(E-2) 実験課題の解決目標を立て、それに至るまでの過程を分析してレポート完成までの計画をデザインできる。
◎(E-4) チームでアイデアを出し合って問題を検討し、チームのプレゼンテーションと、報告書を示すことができる。
◎(F-2) 実験レポートを基本的ルールにしたがって作成できる。

(JABEE学習・教育到達目標)
「機械システム基礎工学プログラム」:D-3◎,E-2◎,E-4◎,F-2◎

<授業計画及び準備学習>
第1回目にレポートの書き方の初回演習を行う。予めテキストを購入して持参すること。表紙裏面の安全に関する注意と、1〜3章を熟読しておくこと。
 以下の5テーマを各班に分かれて全てを行う。報告書は各学生が作成する。
1.「金属材料の引張試験と硬さ試験」桐山
2.「ロボット制御のアルゴリズムとプログラミング」高信
3.「管理工学実験(作業の分析と評価)」八戸
4.「人間と機械の動きの計測」見崎
5.「DCモータの特性計測実験」大石
6.「チームワーク力課題」全教員

※受講の順番は各班によって異なる。学期はじめの学科ガイダンスで,授業日程表など履修に必要な資料を配布する。また,第1回目の初回演習で、実験ならびにレポート作成の注意と演習を行う。このため、学科ガイダンスと初回演習を必ず受講すること。
各実験に望む前に、予めテキストを熟読して実験内容を確認し、実験の準備をしておくこと。テーマにより、小テストを行う場合もある。
実験課題は、各班の日程に従って実験とレポート作成演習を原則2週で順次行う。詳しくは、初回演習で確認して15週分の授業計画を立てること。
課題の受領状況を17階掲示板に示すので、課題ごとに確認して必ず全て完了すること。

<成績評価方法>
●本実験内で課された資料を、全て期日内に提出していることが前提となる。
 その上で以下の全てを満たし、総合評価として平均60点以上のものに単位を認める。

●初回の演習課題が、十分に取り組まれていること。
●実験レポート(各100点満点)の平均点が60点以上であること。
●実験レポートが全て受領されていること。なお、提出しただけでは、受領とはならない。
 実験の実施状況、レポートの内容、レポートについての質疑応答をもって採点される。
●「チームワーク力課題」のレポートが、100点満点で60点以上であること。

初回演習と5テーマ全てを必ず受講し、レポート作成と質疑応答の演習を行い、受領の検印を受けること。実験の各テーマは、レポートを最終的に受領されたことをもって完了とする。提出しただけでは点数はつかないので注意すること。チームワーク力の詳しい評価については、別途ガイダンスを行うので確認すること。

 「機械システム基礎工学プログラム」に関連した学習・教育到達目標
 (D-3)と(E-2)は、実験課題の実施、データの解析と検討、結果をまとめることで達成され、レポートの内容、レポートについての質疑応答によって評価される。
 (E-4)は、チームワーク力課題を実施することで達成され、最終報告に至るまでの過程とプレゼンテーションで評価される。
 (F-2)は、各課題のレポート、チームワーク力課題のプレゼンテーションと報告書をまとめることで達成され、チームワーク力課題の報告書の内容・質疑応答によって評価される。

<教科書>
指定の実験テキストを学内で販売する。予め購入して初回のガイダンスに持参すること。表紙裏面の安全に関する注意と1〜3章を熟読しておくこと。

<参考書>
指定の実験テキストを学内で販売する。予め購入して初回のガイダンスに持参すること。表紙裏面の安全に関する注意と1〜3章を熟読しておくこと。

<オフィスアワー>
実験レポートの提出・返却方法については,実験時に説明する。
●八戸 (at79114@ns.kogakuin.ac.jp):火曜日 17:30〜19:15 新宿キャンパス 高層棟A-1774室(計画工学研究室)。
●大石 (at21650@ns.kogakuin.ac.jp):金曜日 12:20〜13:20 新宿キャンパス 高層棟A-1772室もしくはA-1863室(機械力学研究室)。
●熕M (takanobu@cc.kogakuin.ac.jp):火曜日12:40-13:30 新宿キャンパス  高層棟A-1717室(ロボティクス研究室)
●桐山 (kiriyama@cc.kogakuin.ac.jp):月曜日 12:40〜13:30 新宿キャンパス 高層棟A-1887室(生体計測制御研究室)
※あらかじめ予定がわかっている場合には、事前にE-mailで連絡を入れることが望ましい.

<学生へのメッセージ>
3年前期の必修科目であり、卒論着手のためには必須である。各班に分かれてそれぞれの日程で課題を行うことになる。必ず学科ガイダンスと初回演習に出席し、前期の授業計画を立て、全ての課題を確実に完了してもらいたい。課題内容が多く時間を要する科目であるが、担当教員との課題のやりとりをしっかり行えば、確実に修得できる科目でもある。特に、以下の三つを実践することを勧める。
(1) 実験の予習を行って事前に実験内容を確認しておく。
(2) 実験中からデータの処理方法を確認し、直ぐにデータ処理ができるようにし、実験中から処理を始める。
(3) 実験後、直ちにデータ処理し、不明な点があれば後回しにしないで担当教員に質問するなど、直ぐに対策を考え行動する。


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