2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○線形代数学I(Linear Algebra I)[5A05]
2単位 熊ノ郷 直人 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 工学の専門科目を学ぶ上で基礎となる行列と行列式の基本性質について理解し、行列の計算法や基本変形、逆行列の解法、連立一次方程式の解法、行列式の計算法を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校数学(数学I,II,A,B)、特に、平面や空間ベクトル、数列を理解していること。
- <具体的な到達目標>
- (1)行列の基本的な計算ができる。
(2)基本変形を利用して、逆行列を求めることができる。 (3)基本変形を利用して、連立一次方程式を解くことができる。 (4)基本変形や展開を利用して、行列式を計算することができる。 (JABEE学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」:C-1◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1.行列とベクトル
行列とベクトルの定義や意味について学びます。 準備学習:高校数学のベクトルや行列について復習しておく。
2.行列とベクトルの演算 行列とベクトルの演算について学びます。 準備学習:第1回のプリントの問題を解いておく。
3.正則行列と逆行列 正則行列と逆行列について学びます。 準備学習:第2回のプリントの問題を解いておく。
4.基本変形 行列の基本変形について学びます。 準備学習:第3回のプリントの問題を解いておく。
5.基本変形と逆行列 基本変形による逆行列の解法について学びます。 準備学習:第4回のプリントの問題を解いておく。
6.基本変形と連立一次方程式 基本変形による連立一次方程式の解法について学びます。 準備学習:第5回のプリントの問題を解いておく。
7.逆行列と連立一次方程式 逆行列と連立一次方程式の関係について学びます。 準備学習:第5回と第6回のプリントの問題を解いておく。
8.置換 行列式を定義する準備として置換について学びます。 準備学習:第3回のプリントで逆行列を復習し、第7回のプリントの問題を解いておく。
9.行列式の定義 置換を用いた行列式の定義を学びます。 準備学習:第8回のプリントの問題を解いておく。
10.基本変形と行列式 基本変形と行列式の関係について学びます。 準備学習:第5回のプリントで基本変形について復習し、第9回のプリントの問題を解いておく。
11.行列式の性質 行列式の性質について学びます。 準備学習:第10回のプリントの問題を解いておく。
12.行列式の展開 行列式の展開とその応用について学びます。 準備学習:第11回のプリントの問題を解いておく。
13.行列式と連立一次方程式、逆行列 行列式と連立一次方程式、逆行列の関係について学びます。 準備学習:第11回のプリントで行列式の性質、第6、7回のプリントで連立一次方程式、逆行列を復習しておくこと。
14.学習内容の振り返り 準備学習:前回までの総復習を行っておくこと
- <成績評価方法>
- 試験期間に行う試験で評価する.到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,Grade D以上の学生に単位を認める.ただし,2014年度以前に入学した学生については,100点満点で60点以上の学生に単位を認める.
- <教科書>
- 指定教科書なし。適宜プリントを配布する。
- <参考書>
- 「入門線形代数」三宅敏恒著(培風館)
※講義でプリントを配るが、わからなくなった場合、休んだ場合、この参考書があると便利である。 この本はコンパクトだが深い内容まで含んでいるため「線形代数学I,II」はもちろん、4年間使える。
- <オフィスアワー>
- 金曜日15:30-16:30(八王子校舎総合教育棟01E-315)
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