2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科

ヒトの身体と運動(Human Body and Exercise)[4K14]

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2単位
土肥 啓一郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
高齢化社会に伴う生活習慣病の増加や、心の豊かさ及び仲間や家族とのコミュニケーションの大切さ等、今この時代において自己の身体を正しく理解し、健康とスポーツの関わりあいについて知識を深めることは重要であると考えられる。本講義では現代社会におけるスポーツの意義を考察し、生理学的観点から安全で効果的な運動の実践方法や栄養摂取及びストレスマネジメント等について学習する。これらの授業で習得した内容を学生生活さらに生涯にわたってスポーツに親しみ心身共に健康で充実した生き方を考えるために活用していただきたい。

<受講にあたっての前提条件>
人体のしくみ及びスポーツに興味・関心をもっていること。
中学および高等学校で学習した生物・生理学の基礎知識を復習しておく事。

<具体的な到達目標>
現代社会における心身の健康と身体運動に関する理解を深める。

・各自のレベルや目的に適した安全で効果的な運動の実践方法を習得する。
・健康的な食習慣について知識を深める。
・各自に適したストレスとのつきあいかた及びセルフコントロールの方法を習得する。
・心肺蘇生法やAEDを正しく理解し実践できる。

<授業計画及び準備学習>
(授業計画)
1.ガイダンス(本講義の目標と授業概略および評価方法等について)、「健康とは」
2.現代社会とスポーツ、生涯スポーツ、QOL(Quality of Life)
3.生活習慣病と運動療法、メタボリックシンドローム、摂食障害
4.人体の構造と機能(1)骨格系・筋肉系・神経系
5.人体の構造と機能(2)呼吸循環系
6.人体の構造と機能(3)免疫系、課題レポートの説明
7.運動の科学、トレーニングの原則
8.身体運動の効果
9.運動処方
10. 食育、栄養素、健康的な食習慣
11.心肺蘇生法・AED使用法
12.スポーツフォアオール(Sports for All)           
13.心の健康・ストレスマネジメント
14. 学習内容の振り返り

(準備学習、予習・復習)
 シラバスを基に参考書や各授業で配布される講義資料を読み理解するように心がけてください。健康やスポーツに関する情報は日常的にもマスメディア等(新聞、テレビ、雑誌等)を通じて多く入ってきますが、本講義で学習した知識を活用して様々な角度からその本質を考える習慣を持って下さい。そして疑問や興味を感じる時は、文献調査や友達と話し合うなどして自ら積極的に学ぶ姿勢を大切にして下さい。

<成績評価方法>
原則として、学期末試験(50点)と課題レポート(25点)および授業中の小レポート(25点)を合算して総合成績評価に反映させる。60点以上で合格とする。2015年度以降入学した学生は、GradeD以上の者に単位を認める。授業に対する姿勢(積極的な授業態度やディスカッションへの参加等)を加味する。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
「大学生の健康・スポーツ科学」大学生の健康・スポーツ科学研究会編 道和書院
「イラスト運動生理学」朝山正己、彼末一之、三木健寿編著 東京教学社
「入門運動生理学」勝田 茂編著 杏林書院
 
・講義資料(プリント)を随時配布する。

<オフィスアワー>
金曜日 12時30分〜14時 1号館総合教育棟1E-307保健体育研究室
TEL 042-628-4049
EMAIL dohi@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
本講義の内容は日常生活と深く関連しています(食事、睡眠、疲労、ストレス、運動等)。学生自身のこれまでの経験や今感じていることをクラスで分け合い情報交換できる機会を多く持ちたいと思います。学生の積極的な授業参加を期待しています。


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