2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△国際化と企業(Internationalization and the Corporate Behavior)[4K11]
2単位 吉田 賢一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 「国際化」ということが、理念としてのみならず事実としても一般的に語られるようになって久しい。学生諸君の就職先は外国企業であるかも知れないし、たとえ国内企業である場合でも、上司は外国人であるかも知れない。講義では、国際化した企業の代表格としての多国籍企業の活動を中心に、国家領域を突破した企業活動の影響をさまざまな角度から検討し、その特徴を世界情勢との絡みで概説する。個別企業の動きだけでなく、産業全体の動向と趨勢を把握しうる目を養うことを目標とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- とくに前提条件はないが、配布されたプリントを復習的に活用すること。
- <具体的な到達目標>
- 経済のグローバル化と急速な円高が進んだ1980年代。そうした環境のもと、日本企業はどのような戦略をとり、何を目指したのかを大まかに説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. イントロダクション――「国際化」とは如何なる現象か
2. 企業多国籍化の事実(その1)――国際経営とは何か 3. 企業多国籍化の事実(その2)――多国籍業の特徴 4. 多国籍業の概観 5. 国際経営戦略 6. 国際マーケティング 7. ウオーター・ビグネス――青い黄金 8. 日中貿易摩擦の経営学 9. リテール・ビジネスのグローバリゼーション 10.海外生産の実態 11.海外子会社の経営状況 12.グローバル経営――Retrospect and Prospect 13. 企業経営とエコロジー 14. 企業と経済発展――今後の行方
- <成績評価方法>
- 講義にキチンと出席・聴講し学期末の筆記試験(論述形式)を受けていることが前提。60点以上と判断した者に単位を認定する。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の講義時に説明するので、必ず出席し概要把握に努めること。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 講義時に指示する。適宜プリントを配布する。
- <オフィスアワー>
- 講義の前後、講師室(八王子校舎1号館)にて。
- <学生へのメッセージ>
- 単位とは「勝ち取る」ものであって、「貰う」ものではない。試験答案の叙述内容から、キチンと出席・聴講していたか否かも判断される。どうせ履修するのなら、飽くまでも「自分の将来のため」と前向きに考え、内容を充分に我がものとするよう臨むこと。場合によっては毎回のように課題をだし、次回に回収する。次々回提出は認めない。
- <備 考>
- 出来るだけシラバスに添って講義を進めるが、あくまでも「予定」であり、上記「授業計画」の番号が講義回数と正確に一致するとはかぎらない。
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