2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△プログラミング演習(Seminar in Programming)[4D04]
1単位 浦田 哲哉 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- プログラミング技術の習得をねらいとする演習形式の授業である.技術計算言語として活用されている「MATLAB」を使用する.1年次に学習した基本事項を踏まえ,実際に機能するプログラムを作成することで,プログラミングの基礎力を養う.
- <受講にあたっての前提条件>
- 本科目を履修する前に,1年生前期「情報処理入門」の情報処理に関する基礎的事項をしっかり身につけ,後期「情報処理演習」のVBAの演習で使用法とプログラミングの基本を身につけておく必要がある.また,「数学I・II」「数学演習I・II」で微分積分や行列の取り扱いなど数学の基本事項について習得しておくこと.
- <具体的な到達目標>
- (1) MATLABの基礎をしっかり習得する.
(2) 実際に機能するプログラムを作ることができる. (学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」: (C)○ (D)◎
同時進行の「線形代数学I」「工業数学A」と関連する部分が多い.修得後は,「工業数学B」や工学問題に重要な役割を持つ数値計算について具体的に学習する事になる.その場合,演習を解くためにはプログラムを組み課題を解くことができるようになっていなければならない.また,「応用プログラミング演習」で他の言語やより高度なプログラミングについて学習し,最終的に卒論においてデータ処理や数値解析を行うことになる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 授業ガイダンスとプログラミングの基本事項および基本操作の復習
準備学習 : 1年生の情報処理入門で学習したコンピュータの基礎知識と情報処理演習で学習した「Visual Basic for Applications(VBA)」を復習しておくこと. 2. MATLABの基本操作 3. 変数とベクトル 4. ベクトルと行列の演算 5. 条件判断とプログラムの構造 6. 制御構造.繰り返し文 7. データの並べ替え 準備学習 : 2.〜7.回とも、前回配布したプリント内容の確認とプログラムの実行を行うこと. 8. 学習内容の振り返り 準備学習 : 1.〜7.までの総復習を行うこと. 9. グラフの作成 10. 関数の作成 11. 複雑な条件判断とプログラム構造の動作確認 12. 代表的な工学問題を解くことのできるプログラムの作成 13. プログラムの動作確認と修正,改良,デバッグ処理 準備学習 : 9.〜13.回とも、前回配布したプリント内容の確認とプログラムの実行を行うこと. 14. 学習内容の振り返り 準備学習 : 前回までの総復習を行うこと.
- <成績評価方法>
- 原則として,演習の成績(50%)と定期試験(50%)の合計で,
(2015年度以降の入学生) Grade D 以上の者に単位を認める. (2014年度以前の入学生) 60点以上の者に単位を認める. なお,授業の演習成果や課題の提出がない場合は減点する. 「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標(C)は,上記の評価基準を満たせば達成される.
- <教科書>
- 配布プリントによる
- <参考書>
- 授業中に紹介する.
- <オフィスアワー>
- 木曜日 総合教育棟 講師室にて
- <学生へのメッセージ>
- 近年,世界的に義務教育段階でのIT(Information Technology)教育が強化されつつある.プログラミングを学ぶことは,コンピュータの活用の幅を広げると共に,自分自身のスキルアップにつながる.
将来,コンピュータの仕事に直接的に携わるかどうか不明であっても,授業で「経験」を持つことは賜物となる.
- <備 考>
- 学生の理解度に合わせて,順序および内容を変更する場合がある.
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