2016年度工学院大学 第1部機械システム工学科

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3411]

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2単位
飛松 敬二郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
パソコンの基本ソフトウェアWindows、レポート作成に必須となるワードプロセッサや表計算ソフト、プレゼンテーション用のソフトウェア、情報の検索と利用、ホームページの作成、文書処理ソフトウェアLaTeXなどパソコン活用術を体験的に学習するとともに、情報の表現方法、コンピュータのハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの基礎および情報倫理と情報セキュリティについて学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
本科目では情報処理の入門的な内容を扱う。特に大学レベルの基礎知識は必要としない。

<具体的な到達目標>
○コンピュータのIDとパスワードの管理方法を心得ており、それを実践することができる。
○情報通信技術を利用する典型的事例が倫理的に適切か否か、善いか悪いか判断できる知識がある。
○情報の表現方法や単位の意味が分かり、簡単な基数変換の計算ができる。
○コンピュータとネットワークの基本的な事項を理解し、パソコンを活用する知識がある。
○WWWの情報検索とインターネットの情報の適切な利用についての知識がある。
○Windowsのファイル操作などの基本的な操作ができる。
○電子メールの利便性、利用上の注意を心得て、利用することができる。
○かな漢字変換の方法を理解し、ワードプロセッサを用いて簡単なレポートを作成できる。
○表計算ソフトウェアを用いて、数式入力やグラフ作成などの基本操作ができる。
○プレゼンテーションについて理解し、プレゼンテーションソフトの基本的な操作ができる。
○HTMLの基本的なタグの意味や役割を理解し、簡単なホームページを制作できる。
○LaTeXの使い方を理解し、数式を含む簡単なレポートを作成できる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、IDとパスワード、Windowsの基本操作、電子メールの操作
準備学習 教科書 第2章の内容を読んでおく。
2.Wordの利用(1)
基本事項、文字入力と変換、保存、 編集、表とセル操作、自己紹介レポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.1節〜5.5節の内容を読んでおく。
自己紹介の文章を400文字〜800文字で考えておく。
3.Wordの利用(2)
書式設定、印刷、描画・数式オブジェクト、数式を含むレポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.6節〜5.8節の内容を読んでおく。
数学や物理で出てくる公式3つ以上とその説明文を用意しておく。
4.Excelの利用(1)
画面構成、ワークシート、セル、セル入力・修正・移動・複写、罫線、数式とセルのコピー
準備学習 教科書 第5章 6.1 構成要素、6.2 基本技術 技1〜技16の内容を読んでおく。
5.Excelの利用(2)
数式とオートフィル、セル参照、関数、相対参照と絶対参照、並べ替え、ランク、レポート作成(円グラフ)
準備学習 教科書 第6章 6.2節 基本技術 技17〜技23の内容を読んでおく。
6.Excelの利用(3)
関数のグラフ(散布図、折れ線グラフ)、三次元のグラフ(等高線グラフ)、数列、級数計算、Wordとの連携
準備学習 教科書 第6章 6.3節 応用(演習6.2〜演習6.6)の内容を読んでおく。
7.プレゼンテーション
プレゼンテーションとは何か、PowerPointを用いたスライド作成の具体例、アニメーション、配布資料の印刷
準備学習 教科書 第7章の内容を読んでおく。
8.インターネット情報の検索と利用、情報倫理
Webブラウザの使い方、情報検索の方法、情報の検証、情報発信と情報倫理、情報セキュリティ
準備学習 教科書 第3章の内容を読んでおく。
9.ウェブページの制作(1)
WWWの仕組み、HTML、要素、タグ、キーワード、リンク、属性
準備学習 教科書 第8章 8.1節-8.4節の内容を読んでおく。
10.ウェブページの制作(2)
スタイルシートとCSS、基本セレクタ、classセレクタ、idセレクタ、擬似クラス、divタグ、色指定
準備学習 教科書 第8章 8.5節-8.6節の内容を読んでおく。
11.ウェブページの制作(3)
ボックス要素、イメージファイルの編集、WWWの仕組み、ファイル転送
準備学習 教科書 第8章 8.7節の内容を読んでおく。
ホームページに載せる写真を撮影して持ってくる。ホームページ開設資料を確認しておく。
12.LaTeXの利用
LaTeXとは何か、ソースファイルの一般形式、コンパイル、プレビュー、箇条書き、表、数式の練習、レポート作成
数学や物理で出てくる標準的な数式を3つ以上とその説明文を用意しておく。
準備学習 教科書 第9章 の内容を読んでおく。
13.情報倫理およびハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの入門的な講義を行う。
準備学習 教科書 第1章コンピュータ入門の内容を読んでおく。
課題 下に示す情報倫理教材の学習教材を学習して、修了テストを実施しておく。
14.学習内容の振り返り
準備学習 定期試験で解けなかった問題を考えておく。

<成績評価方法>
おおむね定期試験60%と課題レポート40%の割合で評価して、Grade D 以上の者に単位を認める。
未提出の課題レポート、e-learning教材で未修得の学習教材やテスト教材がないように注意すること。
単位の認定は授業への出席を前提とする。欠席、遅刻は原則として認めない。

<教科書>
教科書:加藤潔、田中久弥、飛松敬二郎、山崎浩之著
「理工系コンピュータリテラシー MS-Office2013対応」
 工学院大学情報基礎教育運営委員会編、共立出版
情報倫理教材は次のURLをWebブラウザで閲覧して利用する。
https://study.ns.kogakuin.ac.jp/
自分の個人IDでログインして、右上の「<履修仮登録」をクリックして「履修仮登録」タブで受講クラスの「情報処理入門」を選択して「登録する」ボタンをクリックする。「Home」の講義一覧に仮登録した講義名が現れるので、その教材をマウスでクリックした後、「共通教材」の+をクリックして、「INFOSS情報倫理」の学習教材を学習する。学習終了後、修了テスト1〜5を実施する。受講生の学習成績は担当教員によって確認される。
情報倫理教材の内容
   第1章 ネットワーク社会、第2章 ユーザ認証とアカウント、
   第3章 インターネットの基本的な注意点、第4章 セキュリティ対策、
   第5章 ネットワーク社会を取り巻く法律、修了テスト1〜5の実施

<参考書>
指定参考書はなし。

<オフィスアワー>
水曜3時限
場所:八王子校舎 1E-306 研究室
上記以外でも、飛松(ct10519 [at] ns.kogakuin.ac.jp)までメールで連絡すれば対応します。

<学生へのメッセージ>
本科目の内容は多岐に亘り、教科書およびe-learning教材に記載されています。教材を熟読してください。
情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須です。情報化社会に対応できる知識、技能、マナーを身に付け、卒業研究にコンピュータを役立てられるように基礎をしっかり学んでください。

<参考ホームページアドレス>
工学院大学情報基礎教育のウェブサイト(学内参照のみ) http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017


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