2016年度工学院大学 第1部機械工学科

物理学演習II(Exercises in Physics II)[4G04]

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1単位
田坂 由貴 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
「物理学II」で学んだ熱力学,電磁気学について,具体的な演習問題を自ら解くことによって理解を深めていく。

<受講にあたっての前提条件>
特にないが「物理学I」,「物理学演習I」などにより,基礎的な物理学の考え方,特に力学に関する考え方と方法を修得しておくことが望ましい。

<具体的な到達目標>
1.熱力学の考え方と基本法則を理解し,説明できるようになる
2.熱力学の状態変化過程において,出入るする熱量,気体が外部に対して行う仕事が計算できる.
3.熱変化過程を組み合わせた熱サイクルの熱効率が計算できる.
4.電磁気学における各物理量の概念を理解し,具体的な問題に適用できる.
5.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる

<授業計画及び準備学習>
基本毎回その単元の演習問題を学生による解答解説を行われる.

1.温度、熱
  準備学習:14章例題,確認と演習の準備を理解し、14章演習問題を解く

2.気体の状態方程式
  準備学習:15章例題,確認と演習の準備を理解し、15章演習問題を解く

  14章15章確認テスト

3.ミクロな視点 (統計力学)
  準備学習:18章例題,確認と演習の準備を理解し、18章演習問題を解く

  18章確認テスト

4.熱力学の第1法則と気体の状態変化(1)
  準備学習:16章例題,確認と演習の準備を理解する事

  配布プリントによる各状態変化について説明

5.熱力学の第1法則と気体の状態変化(2)
  準備学習:16章演習問題を解く

  16章確認テスト

6.熱機関
  準備学習:17章例題,確認と演習の準備を理解し、17章演習問題(基礎)を解く

  17章確認テスト

7.静電気 (クーロン力1)
  準備学習:19章例題,確認と演習の準備を理解し、19章演習問題(基礎)を解く

8.静電気 (クーロン力2)
  準備学習:19章演習問題(応用)を解く

  19章確認テスト

9.静電気 (ガウスの法則1)
  準備学習:20章例題,確認と演習の準備を理解し,20章演習問題を解く

  配布プリントによるガウスの法則の説明

10.静電気 (ガウスの法則2)
   準備学習:20章例題,確認と演習の準備を理解し,20章演習問題を解く

   20章確認テスト

11.コンデンサーと静電エネルギー
   準備学習:21章例題,確認と演習の準備を理解し、21章演習問題を解く

   21章確認テスト

12.電流の作る磁場
   準備学習:22章例題,確認と演習の準備を理解し、22章演習問題を解く

   22章確認テスト

13.電磁誘導
   準備学習:23章例題,確認と演習の準備を理解し、23章演習問題を解く

   23章確認テスト

14.定期試験

15.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
板書による発表,レポート,小テストなどによる平常点50点+定期試験50点の100点満点で評価し,Grade D以上を合格とする。
ただし,授業内で板書による演習問題の発表を行わない者は,定期試験を受ける資格がなく、単位も認定されないので注意すること。

<教科書>
「物理学演習テキスト」 (学術図書出版)

<参考書>
演習テキストの解説はあくまでも要点のみであるから物理学講義で用いられているテキスト及び授業ノートを参考に問題演習をすること.
 加藤潔著「理工系物理学講義(改訂版)」培風館

<オフィスアワー>
木曜日 12:50〜13:40 (八王子校舎1W−332室 物理準備室)

質問などがある場合は
「Physics.Exercise@map.kogakuin.ac.jp」
に自分の学籍番号,氏名,演習担当者の氏名を明記した上で問い合わせるように。

<学生へのメッセージ>
演習では「手を動かすこと」が重要である。
全ての問題に自力でトライすること。
友人と相談するのは良いが,何も考えずに,教えてもらったことを写すだけでは何にもならない。
また数値計算は電卓を上手に活用すること。


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