2016年度工学院大学 第1部機械工学科

化学II(Chemistry II)[3G02]

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2単位
田中 理子 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
・化学に関する基礎的な事項を学習し,物質の性質を通して,現代化学を支える基礎概念と法則性を把握する。
・一般的な物質評価方法の基礎知識を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
「化学T」履修程度の化学知識を前提とする。

<具体的な到達目標>
(1) 有機化合物の構造と基本的性質の相関を理解する。
(2) 無数にある有機化合物を分類し、それぞれの特徴を理解する。
(3) 材料として活用されている物質の種類(高分子材料・無機材料・複合材料)とそれぞれの特徴を知る
(4) 基本的な有機化合物の反応や性質について理解する。
(5) 習得した知識を用いて分析化学、物理分析、機器分析一般的な手法を理解する

(JABB学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:D-1◎

<授業計画及び準備学習>
」第1週:授業計画の説明,有機化合物・IUPCによる飽和炭化水素化合物の命名法
 [学習内容] 授業計画・評価方法等を説明したのち,授業を開始する。
 [学習準備] 教科書101ページを予習すること。
第2週:IUPCによる飽和炭化水素化合物の命名法・アルカン・シクロアルカン
 [学習内容] 炭化水素と異性体を理解する。
 [学習準備] 教科書102〜106ページを予習すること。
第3週:アルケン・アルキン
 [学習内容] 不飽和炭化水素の種類や構造を理解する。
 [学習準備] 教科書107〜109ページを予習すること。
第4週:芳香族炭化水素
 [学習内容] 芳香族炭化水素の結合に基づく性質や位置異性体について理解する。
 [学習準備] 教科書110〜112ページを予習すること。
第5週:炭化水素化合物の燃焼とエネルギー
 [学習内容] 化学結合の変化とヘスの法則を用いて反応熱の計算を行う
 [学習準備] 4週までの範囲と教科書63〜66ページを予習すること。
第6週:アルコール・エーテル
 [学習内容] アルコール,エーテルの構造と反応を含む性質について理解する。
 [学習準備] 教科書113〜115ページを予習すること。
第7週:アルデヒド・ケトン・カルボン酸
 [学習内容] 酸素原子を含む有機化合物,アルデヒド,ケトン,カルボン酸を理解する。
 [学習準備] 教科書116〜119ページを予習すること。
第8週:有機ヘテロ原子化合物
 [学習内容] 窒素,硫黄等を含む有機化合物について理解する。
 [学習準備] 教科書120〜123ページを予習すること。
第9週:高分子化合物
 [学習内容] 高分子化合物の分類と合成法を理解する。
 [学習準備] 教科書124〜127ページを予習すること。
第10週:合成繊維と合成樹脂
 [学習内容] 合成高分子について理解する。
 [学習準備] 教科書128〜138ページを予習すること
第11週:分析化学  
 [学習内容] 化学的手法による物質の分析方法を理解する
 [学習準備] 教科書37〜66ページを予習すること。
第12週:物理分析
 [学習内容] 一般的な物理的分析の手法を理解する
 [学習準備] 教科書15〜34ページを予習すること。
第13週:器機分析
 [学習内容] 一般的な機器分析の手法について理解する。
 [学習準備] 教科書教科書69〜82ページを予習すること。
第14週:学習内容の振り返り
 [学習内容] 13週までの授業をまとめる。
 [学習準備] 教科書・参考書の該当箇所を参考に,配布演習問題を解いて知識を定着させる。

・必要に応じ資料を配布する
・1〜13回の授業で演習問題を行い、成績に加算する

<成績評価方法>
成績は、演習問題 40%、期末試験 60%で評価する。Grade D 以上の者に単位を認める。
演習問題は授業時間内に行い提出された答案のみを評価の対象とする。
期末試験は試験期間中に行う

<教科書>
「大学生の化学 Introduction」佐藤光史監修 河野博之,永井裕己共著 培風館
尚、必要に応じてプリントを配布する

<参考書>
工学院大学化学基礎教育研究会 編
”大学と高校を結ぶ化学基礎演習”(J.B企画)

<オフィスアワー>
水曜日 お昼休み及び授業前 八王子講師室にいます
質問等ある場合は、まず下記メールアドレスにご連絡ください

 bu40598@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
化学は 環境問題,生命の問題等を理解するツールとしてますます必要になってくることが予想されます
まず化学の基礎的な知識を身につけましょう
化学T(前期) 化学U(後期)を履修されることをお勧めします


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