2016年度工学院大学 第1部機械工学科
○情報処理演習(Exercises in Computer Literacy)[5207]
1単位 浦田 哲哉 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 前期の「情報処理入門」に引き続き,情報処理に関する基礎的な事項を学ぶ.
講義と演習によって,プログラミングの基礎を学ぶ.
- <受講にあたっての前提条件>
- 本科目では,Excel VBA を用いたプログラミングについて学ぶ.前期の「情報処理入門」で学習した Excel 基本操作を復習しておくこと.
- <具体的な到達目標>
- (1) 計算機利用の基礎
(2) プログラミング基礎の習得
(JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギ・デザインプログラム」:(B)○ (D)◎
本科目の修得後は,「プログラム演習」,「応用プログラム演習」などの専門的な科目を履修することができる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. プログラムの第一歩として,VBAを体験する.
(プログラムの役割を理解し,具体的な数値計算プログラムなどによって体験すること.) 2. 四則計算と変数の使い方を学ぶ. (二つの数値の和,差,積,商および剰余,べき乗を計算するプログラムおよび変数の宣言を理解すること.) 3. 条件式による分岐構文,論理演算について学ぶ. (If条件分岐構文および論理演算子について理解すること.) 4. 決められた回数の繰り返し構造を学ぶ. (For繰り返し処理構文について理解すること.) 5.プロシージャについて学ぶ. (Subプロシージャ,プログラムを構成する最小単位および引数,処理手順について理解すること.) 準備学習 : 1.〜5.とも,教科書の対応する頁を一読の上,演習に参加すること. 6. 1.〜5. まとめ,学習成果の確認(筆記および実技試験) 準備学習 : 1.〜5.までの総復習を行うこと. 7. 場合分け変数による条件分岐構造,乱数について学ぶ. (Select条件分岐構文,疑似乱数,乱数を使った簡単な数値シミュレーションについて理解すること.) 8. 条件式に従った繰り返し構造を学ぶ. (Do繰り返し構文について理解すること.) 9. プロシージャについて学ぶ. (Functionプロシージャおよび引数と戻り値,処理手順について理解すること.) 10. 同じ型のデータ,テキストデータの取り扱いを学ぶ. (配列の意味を理解すること.) 11. エクセルのワークシートとのデータ交換について学ぶ. (エクセルのワークシートとのデータ交換ができること.数値演算関数を使用できること.) 12. 文字列型データの取り扱いと再帰的呼び出しを学ぶ. (コンピュータシステム上での文字の取り扱いおよび手続きが自分自身を呼ぶ再帰的呼び出しの意味について理解すること.) 準備学習 : 7.〜12.とも,教科書の対応する頁を一読の上,演習に参加すること. 13. 7.〜12. まとめ,学習成果の確認(筆記および実技試験) 準備学習 : 7.〜12.までの総復習を行うこと. 14. 学習内容の振り返り 準備学習 : 前回までの総復習を行うこと.
- <成績評価方法>
- 授業中に課される課題や筆記・実技試験の点数に,機械系学科共通で前期および後期の定期試験の点数を総合して成績評価を行う.課題は100%の提出を原則とし、総合評価 Grade D 以上の者に単位を認める.おおむね,最終回に行う試験を5,授業中に行う課題や中間試験を5の割合で評価する.
- <教科書>
- 「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング 第3版」加藤潔 著(共立出版)
- <参考書>
- 特に定めない.
- <オフィスアワー>
- 授業終了後,総合教育棟講師室にて.
- <学生へのメッセージ>
- 情報処理は機械工学だけでなく,生活全般にまで広く浸透しています.情報工学の基礎を学ぶことにより,情報化社会に対する基礎知識とマナーを身に付けて下さい.情報処理の基礎を学ぶことが,これからの他の科目を学ぶ上で重要であり,卒論に着手するまでにしっかりと基礎を学んでください.
- <備 考>
- 進度に応じて,順序を変更する場合がある。
- <参考ホームページアドレス>
- 学内からの参照のみ http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017
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