2016年度工学院大学 第1部機械工学科
△物理学演習II(Exercises in Physics II)[4409]
1単位 武藤 恭之 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 「物理学II」で学んだ電磁気学・熱力学に関する理論について 具体的な演習問題を自ら解くことによって理解を深めていく
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にないが「物理学I」,「物理学演習I」などにより,基礎的な物理学の考え方,特に力学に関する考え方と方法を修得しておくことが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 特に以下の点に到達することを目標とするが、授業ではさらに応用的な内容についても取り扱う。
1.熱力学の考え方と基本法則を理解し,説明できるようになる 2.熱力学の状態変化過程において,出入るする熱量,気体が外部に対して行う仕事が計算できる. 3.熱変化過程を組み合わせた熱サイクルの熱効率が計算できる. 4.電磁気学における各物理量の概念を理解し,具体的な問題に適用できる. 5.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる
- <授業計画及び準備学習>
- 毎回、テキストの演習問題を黒板で発表し、議論をしながら授業を進めていく。
全体で扱うテキストの範囲は14〜27章である。
以下では、テキストの章と対応させながら、半期を通じての大まかな進め方を記す。各章の具体的内容についてはテキストを参照のこと。
ただし、準備学習の状況により順番などが前後する可能性がある。準備学習が無い場合、授業の進行が不可能となるので注意すること。
1.ガイダンス・温度、熱、物質量 準備学習:14章演習問題を解く
2.気体の状態方程式 準備学習:15章演習問題を解く
3.熱力学第一法則と気体の状態変化 準備学習:16章演習問題を解く
4.熱力学第二法則とエントロピー 準備学習:17章演習問題を解く
5.ミクロな視点 - 統計力学への道 準備学習:18章演習問題を解く
6.静電気(1) 準備学習:19章演習問題を解く
7.静電気(2) 準備学習:20章演習問題を解く
8.コンデンサーと静電エネルギー 準備学習:21章演習問題を解く
9.電流の作る磁場 準備学習:22章演習問題を解く
10.電磁誘導 準備学習:23章演習問題を解く
11.荷電粒子の運動 準備学習:24章演習問題を解く
12.電気回路 準備学習:25章・26章演習問題を解く
13.電気回路・相対性理論 準備学習:26章・27章演習問題を解く
14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 演習問題の発表,レポート,小テストなどによる平常点と定期試験を、それぞれ50%ずつのウェイトで、理解度を評価する。Grade D以上を合格とする。
ただし、授業内で演習問題の発表を行わない者は、定期試験を受ける資格がなく、単位も認定されないので注意すること。
- <教科書>
- 「物理学演習テキスト」 (学術図書出版)
- <参考書>
- 演習テキストの解説はあくまでも要点のみであるから物理学講義で用いられているテキスト及び授業ノートを参考に問題演習をすること.
加藤潔著「理工系物理学講義(改訂版)」培風館 前野昌弘著 「よくわかる初等力学」東京図書
- <オフィスアワー>
- (前期)金曜日4限 八王子校舎 総合教育棟1S−322
(後期)木曜日2限 八王子校舎 総合教育棟1S−322
演習の授業に関して質問などがある場合は 「Physics.Exercise@map.kogakuin.ac.jp」 に自分の学籍番号,氏名,演習担当者の氏名を明記した上で問い合わせるように。
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