2015年度工学院大学 教職課程科目

教育史(History of Education)[9511]

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4単位
内山 宗昭 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
日本、欧米、アジアの教育の歴史を各時代の中に学び、その歴史的なプロセスを考えながら、その背景や教育の特色を検討することを通して、現代に及ぶ教育のあり方について考えてゆく視点を身につけることをねらいとしたい。理念・制度・経営・法制にわたる変遷や現代教育と対照される意義を検討してゆく。

<受講にあたっての前提条件>
 教職の選択科目であるので、他の教職科目で学んだとの関連も意識しながら学ぶこと。

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標は以下の通り。
1) 教育史の基礎的な知識・概念の習得
2)教育史を学びながら、歴史的な視点から、現代の学校教育のかかえる理念・制度・経営にわたる問題・課題を考えてゆける力を学生がつける。

<授業計画及び準備学習>
1. [導入] 教育史を学ぶことの意味  教職の学習について
2. [日本教育史 1] 教育の歴史と現代の教育 
3. [日本教育史 2] 日本の古代の教育  口承文化と文字文化の比較
4. [日本教育史 3] 古代の教育(続) 古代の官僚養成の学校  
5. [日本教育史 4] 古代の教育(続) 共同体の文化と生産技術の伝承  
6. [日本教育史 5] 古代の教育(続)貴族社会の私学と家庭教育
7. [日本教育史 6] 中世の教育 武家社会と家訓 足利学校について
8. [日本教育史 7] 近世の教育 中世から近世への動向概観
9. [日本教育史 8] 近世の教育(続) 近世教育の思想
10. [日本教育史 9] 近世の教育(続) 近世の学校
11. [日本教育史 10] 近代の教育 近代化と教育
12. [日本教育史 11] 近代の教育(続) 国家主義と教育
13. [日本教育史 12] 近代の教育(続) 新教育運動をめぐって
14. [日本教育史 13] 戦後教育史
15. [まとめ] 前期まとめ
16. [欧米教育史 1] 欧米教育史概観 古代ギリシャ・ローマの教育
17. [欧米教育史 2] 中世の教育  中世の大学 教会での教育等 
18. [欧米教育史 3] 近代教育の台頭 
19. [欧米教育史 4] 近代教育思想の系譜
20. [欧米教育史 5] 近代公教育への思想と背景
21. [欧米教育史 6] 近代公教育制度の確立
22. [欧米教育史 7] 新教育運動とその系譜
23. [欧米教育史 8] 戦後の教育史
24. [欧米教育史 9] 現代の「教育改革」の動向 
25. [アジアの教育史 1] アジアの教育史概観
26. [アジアの教育史 2] 中国の教育史
27. [アジアの教育史 3] 韓国の教育史
28. [アジアの教育史 4] タイ、フィリピン、マレーシアの教育史
29. [アジアの教育史 5] インドネシア、中東の教育史
30. [学習成果の確認(まとめと課題学習)] 全体のまとめ  課題の実施

準備学習 教育史のテーマの中から、課題学習を進めてゆく。講義時に具体的方法を指示する。

<成績評価方法>
レポート(70%)、小レポート(30%)を総合して評価を行う。Grade D 以上の者に単位を認める。

<教科書>
特に使用しない。

<参考書>
講義時に指示する

<オフィスアワー>
新宿校舎 2733 研究室  木曜日 13:00〜15:00

<学生へのメッセージ>
本講義では、教職関連の助言・指導的な面も合わせて機会ごとに行いたい。


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