2015年度工学院大学 教職課程科目
 
△生徒指導論(教育相談及び進路指導を含む)(Guidance)[9354]
 
 
4単位 幡野 龍一 非常勤講師  
 
- <授業のねらい>
 
- 学生が、教育を巡る動き(教育改革、学校教育に関する問題)、子どもたちの現状・問題行動・発達課題などを把握し、今日の「学校教育と生徒指導の課題」や「その解決方法」を考察する。
 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 特になし
 
- <具体的な到達目標>
 
- 学生が、教師に求められる力・スキルを把握し、「学校教育と生徒指導の課題」について理解する。そして、望しい「生徒指導」のあり方を構築する。
 
- <授業計画及び準備学習>
 
- 第1回 生徒指導の概念と目的、必要性 
 (準備学習;学校とは何かを考える)  第2回 生活指導の今日的課題  (準備学習;数年来の文科省の教育行政指導などについて振り返る)  第3回 生徒指導の領域と内容  (準備学習;学校での生徒指導の内容を考える)  第4回 生徒指導と教科との関連  (準備学習;授業の持つ意味を考える)  第5回 学力と人間形成  (準備学習;学力とは何かを考える)  第6回 生徒指導と道徳、総合的な学習との関連  (準備学習;「道徳の時間」を評価する)  第7回 生徒指導と特別活動、部活動との関連  (準備学習;特別活動や部活動の経験を整理する)  第8回 生徒指導の組織体制、職員全体の意思統一  (準備学習;「生徒指導とは具体的にどのようなことを行っているのか」を考える)  第9回 保護者、地域、関係機関との関係。開かれた学校  (準備学習;「学校の生徒指導と関る外部〔機関〕」について整理する)  第10回 学校・教師と保護者・PTA  (準備学習;「現在の、学校と保護者の関係のはどうであろうか」の考察)  第11回 児童・生徒理解の意味・機能と内容  (準備学習;教育活動において「生徒を知る」ということの重要さを考える)  第12回 児童・生徒理解の方法と課題  (準備学習;先生と生徒との関係を振り返って考える)  第13回 日本の子どもたちをどう見るか  (準備学習;今の子どもたちについて、マスコミ報道などから考える)  第14回 教育相談の意義と目的、カウンセリングに関する基礎的な知識   (準備学習;担任との面接・会話の内容を振り返る)  第15回 学習成果の確認  (準備学習;前回までの総復習を行うこと)  第16回 教育相談の理論と進め方(カウンセリングを含む)  (準備学習;今の生徒たちの苦悩を聴く方法を考察する)  第17回 集団活動の意義と形態  (準備学習;学校教育における集団活動の種類を整理する)  第18回 集団活動の指導(1)〜学級活動  (準備学習;学級(クラス)の意味・役割を考える)  第19回 集団活動の指導(2)〜授業、委員会活動・生徒会活動  (準備学習;学校の委員会活動・生徒会活動を振り返る)  第20回 集団活動の指導(3)〜学校行事。集団活動の評価  (準備学習;学校行事の持つ意味を考える)  第21回 問題行動とその内容  (準備学習;「問題行動とは何か」を考える)  第22回 問題行動の指導  (準備学習;「学校の特別指導」の問題・課題などを考える)  第23回 学校の抱える問題とその対応  (準備学習;近年認知されたイジメ問題を整理する)   第24回 体罰、子どもの虐待  (準備学習;新聞などを参考に「子どもの虐待」の事実をつかむ)  第25回 部活動と体罰  (準備学習;運動部指導の現状を考える)   第26回 心の教育  (準備学習;近年強調される道徳教育について考える)  第27回 進路指導の目的と内容  (準備学習;学校で行われている進路指導の内容を考える)  第28回 キャリア教育  (準備学習;職場体験の意義を考察)   第29回 進路指導の計画と実践  (準備学習;どのような進路指導が良いかを考える)  第30回 学習成果の確認  (準備学習;後期の総復習を行うこと) 
- <成績評価方法>
 
- 平常の授業参加の状況・課題レポートなどで50点、「学習成果の確認(試験)」で50点とし、合計60点以上を合格とする。
 
- <教科書>
 
- 指定教科書なし。プリント・資料を配布する。
 
- <参考書>
 
- 中学校学習指導要領 文部科学省 
 高等学校学習指導要領 文部科学省  新旧教育基本法・学校教育法などの教育法令。  都度、紹介する。 
- <オフィスアワー>
 
- 授業前及び後のそれぞれ30分間。あるいはそれ以外でも連絡があれば、対応。 
 新宿キャンパス12階講師室。 
- <学生へのメッセージ>
 
- 教育体験や教育観など、たくさんの意見を交流したい。
 
 
 
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