2015年度工学院大学 教職課程科目
△教育原論(Principles of Education)[9011]
4単位 尾高 進 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 教育とはいったいなんだろうか?この問いに対する答えは、公式のように出てくるものではない。この授業では、教育に関する基礎的な知識を習得するとともに、様々な問題を考えることを通して、教育に対する受講者それぞれの考えを深める糸口をつかんでもらいたい。
- <受講にあたっての前提条件>
- 教職課程履修登録者であること。
- <具体的な到達目標>
- 1)教育とは何か(理念)、および教育の歴史と思想について、その基本的な点について理解すること。
2)教育に関する社会的、制度的な事項の基礎的な点について理解すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. オリエンテーション
2. これまで受けてきた教育についての振り返り 3. 教育の理念の始点としての育児 4. 教育の理念の終点としての入社式 5.教育の本質とその意義 6.発達を規定する要因 7. 教育の歴史において発達はどのようにとらえられてきたか 8.子どもの発達における遊びの役割 9.近代以前の日本の教育史 10.戦前の日本の教育史 11.戦後日本の教育史 12.学校の起源と教育思想 13.近代公教育制度の成立と教育思想 14.社会における学校の役割 15.前期まとめと夏休みの課題(レポート)の指示 16.授業で子どもに身につけさせるもの−学力 17.身につけた学力を計測する−評価 18.生活学校か科学の学校か−教育課程とその類型 19.障害児教育とは何か−人間の発達ということを考える− 20.道徳性の発達と教育−「人格の完成」との関わりで− 21.学校の社会的責務としての進路指導 22.学校経営・学級経営とはどういうことか 23.学校を設置する条件−学校設置基準と教材基準− 24.学校外の教育−社会教育 25.教育法規の体系 26.学校教育法にみる日本の学校体系 27.教育行政の組織と運営 28.教育条件とその整備 29.教員養成と教員に関する制度 30.学習成果の確認(レポート)及び講評
※準備学習について 毎回の授業時に書いてもらう小レポートは、その日の授業の復習ないしは次回の授業の予習的な意図をもっているので、小レポートでは自分の考えをまとめきれなかった点等について考えたり、課題の意図をとらえ直す、関連した文献を探してみる等の学習を求めます。
- <成績評価方法>
- <学生に対する評価>
学習成果の確認の方法は以下の通りである。1)夏休みに課す課題(30%)、2)後期に提出する課題(60%)、3)小テスト(10%)。以上3種類の課題を総合的に評価し、上記の到達目標に達している者に単位を与える。
- <教科書>
- 特になし。
- <参考書>
- 適宜、指示する。
- <オフィスアワー>
- 1)火曜日 14:30〜16:00 1S-328にて
2)授業の前後に、教室または講師室にて 3)メールで約束の上、対応します。 odaka@cc.kogakuin.ac.jp
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