2015年度工学院大学 教職課程科目

教職実践演習(中学校高等学校)(Seminar on Teaching profession)[9003]

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2単位
内山 宗昭 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
これまでの教職の学修、特に教育実習の成果を振り返るとともに、4年間の大学生活を通しての自己の成長を確認する。特に、今日における教育の意義と役割を理解し、それを担う教師の役割と責任をとらえること、教師となるに必要な資質の確認することに重点を置く。授業は学生の発表、集団討論および講義を中心に行う。

<受講にあたっての前提条件>
「教育実習」を履修済みであること。

<具体的な到達目標>
1)教育実習を振り返り、それぞれの実習校の特殊な条件にとらわれず、今日の教育の一般的な状況を認識すること、教員として授業の基本が理解でき、自分の課題がとらえられていること、それぞれの場面にふさわしい適切な指導ができることが確認できること。
2)自らが教師として発達していくための今後の課題を明らかにし、各自が理想とする教師像、教育像をまとめる こと。
3)これを確認するために、@教育実習を踏まえて各自発表を行い、教育実習で学んだことを振り返る、Aテーマに基づいて集団討論を通じて、自らが教師として発達していくための今後の課題を明らかにし、B各自が理想とする教師像、教育像をまとめて総括する、Cこれらをまとめたレポートを作成することを達成目標とする。

<授業計画及び準備学習>
第1回 教職実践演習の課題  これまでの教職履修の振り返り
第2回 教職の意義・役割と責任(講義)
第3回 教職の意義・役割と責任(グループ討議)
第4回 教育実習の振り返り(発表1) ※全4回の発表で全員が行う
第5回 教育実習の振り返り(発表2)
第6回 教育実習の振り返り(発表3)
第7回 教育実習の振り返り(発表4)
第8回 教師の役割(1)授業について (教育実習の振り返りの講評を含む)
第9回 教師の役割(2)教師の社会性と対人関係、生徒指導他について
     (教育実習の振り返りの講評を含む)
第10回 学校経営と協力体制、教師の責任
第11回 学級経営、保護者や地域との協力について ※現職教員の講話
第12回 教員の服務と研修、教職につくまで、ついてから
第13回 教育実習の経験と教員免許をどう生かしていくか(意見発表)
第14回 教職実践演習まとめのレポート作成
第15回 レポートの講評、教員としての資質能力の確認

 <準備学習>
 授業に先立って、教職課程履修の記録に必要な事項を記入しこれまでの教職課程の履修を振り返り、自分の学習の到達を把握しておくこと。特に教育実習を振り返りその成果を確実なものにすることが大切ですので、教育実習録は特に重要な資料です。そのためにも教育実習に際しては十分な記録をとることが大切です。教育実習を振り返りその中で学習したこと、経験したことなどを整理し、教員としての仕事やそのほかの生活においてその成果や経験をどう生かしていくか考えをまとめておくこと。またニュースや書籍などを通して教育や教員についての関心をいっそう広げ、どんな課題があるか把握しておくこと。
 授業の中では、教員の講義やコメント、他の学生の発表等を踏まえて、以上の点について自分のまとめた内容をさらに深め、まとめのレポートを作成する。これらを通して教員、社会人としての自覚と姿勢・意欲を持って授業に積極的に参加することを求めたい。これらは重要な学習(予習及び復習)である。

<成績評価方法>
発表やグループ討議など演習へ積極的に参加するとともに授業の内容について十分理解していること、教職課程履修の記録を十分記入しまとめのレポートによってこの授業の課題を達成していることが確認できる場合は単位を認定する。

<教科書>
工学院大学教育実習録、教職課程履修の記録、教職課程の手引、
これまでの教職課程の教科書・参考書 そりほか、授業中に適宜指示する。
免許教科に関する中学校、高等学校の教科書・学習指導要領

<参考書>
工学院大学教育実習録、教職課程履修の記録、教職課程の手引
これまでの教職課程の教科書・参考書 そのほか、授業中に適宜指示する。
免許教科に関する中学校、高等学校の教科書・学習指導要領

<オフィスアワー>
(八王子)金曜日の5時限のあと 八王子校舎教職課程資料室または1E-309
(新宿)木曜日13:00〜15:00

<学生へのメッセージ>
教職実践演習は、教職課程における学修の総まとめであり総仕上げの科目です。これまでの学修を振り返りその成果を確認するとともに自信を持って教職をめざすことができるよう、学び合いたいと思います。


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