2015年度工学院大学 教職課程科目
 
電気工学I(Electrical Engineering I)[1604]
 
 
2単位 仲神 芳武 非常勤講師  
 
- <学位授与の方針>
 
 | 1. 基礎知識の習得 |  | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 |   | 3. 汎用的問題解決技能 |   | 4. 道徳的態度と社会性 |   | 5. 創成能力 |  
  
- <授業のねらい>
 
-  電気工学を学ぶ上で必要な電気的基礎知識について学習します。特に、電気・磁気現象の基礎、電気回路の基本が理解できるようになります。 
 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- ●「電気数学」の基礎知識(特に、三角関数,指数と対数,複素数)を履修、習得する必要がある。
 ●「物理学」を履修済のこと。 
- <具体的な到達目標>
 
- (1)電気回路に関する諸法則を理解し、基本的な電気回路の計算が出来るようにする。
 (2)電磁気に関する諸法則を理解し、どのように応用されているかを学ぶ。 (3)静電気に関する諸法則および働きを理解し、その応用について学ぶ。 (4)インピーダンスとアドミタンスの概念について理解する。 (5)複素ベクトルの概念について学び、電気工学でどのような使われ方をしているか理解する。 
- <授業計画及び準備学習>
 
- 第1週.ガイダンス。
     0-1)電気工学を学ぶための基礎(電気工学を学ぶにあたって、全体を通して必要となる電気の予備的な基礎知識について、そのポイントを確実に理解する。)     0-2)電気計測で必須の測定器(エレクトロニクスに関する実験のあらゆる分野で測定が行われ、その測定器を使いこなせなければならない。計測を行なう際に必ずといってよいほど必要になる、デジタルマルチメータとオシロスコープの基本的な使い方について学ぶ。)        
  第2週.1-1)直流回路(オームの法則,キルヒホッフの法則,重ねの理,テブナンの定理,ミルマンの定理などについて学ぶ。)     準備学習:教科書第1章第1節を読んで理解、受講後は練習問題(1-1)(P.12)を解いて理解を深める。
  第3週.1-2))磁気と電気(磁気現象,電流と磁界の関係,電磁誘導などについて学ぶ.)     準備学習:教科書第1章2節および6節を読んで理解、受講後は練習問題(1-2)(P.25)を解いて理解を深める。
  第4週.1-3)静電気(静電気に関する性質や現象,コンデンサなどについて学ぶ.)     準備学習:教科書第1章3節および6節を読んで理解、受講後は練習問題(1-3)(P.32)を解いて理解を深める。 
  第5週.1-4)交流回路(交流波のベクトル表現,インピーダンスの計算方法,共振現象などについて学ぶ.)     準備学習:教科書第1章4節を読んで理解、受講後は練習問題(1-4)(P.42)を解いて理解を深める。
  第6週.1-5)三相交流回路(平衡三相交流の性質,特徴とその応用について学ぶ.)     準備学習:教科書第1章5節を読んで理解、受講後は練習問題(1-5)(P.47)を解いて理解を深める。             学習成果の確認(試験)     準備学習:前回までの総復習を行うこと。 
- <成績評価方法>
 
-  最後の授業の2時限目に試験を行う。原則としてこの試験によって成績を評価し、60点以上の者に単位を認める。ただし、試験の点数が50点以上60点未満の者でも、演習および宿題の内容が十分であると認められる場合には合格(60点)とする。なお出席せず試験のみ受けた者は採点しない。 
 
- <教科書>
 
- 「電気工学概論」鳳誠三郎監修・青木正喜著  実教出版株式会社
  教科書無しに受講しても理解出来ませんので必ず用意する事。  図等の補助的なプリントを配布する。  
- <参考書>
 
- 「電気回路の基礎数学 −連立方程式・複素数・微分方程式−」川上 博,島本 隆 共著(コロナ社)
 
- <オフィスアワー>
 
- 月曜日 17:00〜17:40(新宿校舎・講師室)。それ以外メモ等での問い合わせの上、対応可。 
 
- <学生へのメッセージ>
 
- 授業に毎回出席して内容を予習・復習しておくことが必要である。 
 
 
 
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