2015年度工学院大学 教職課程科目

物理学実験(Experiments in Physics)[0005]

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1単位
川添 英二 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
高校物理の物理実験を行なう。実験・レポートを通して学んだことを工学院大学科学教室の参加者(小・中学生が主)にわかりやすく教える方法について考える。科学教室当日は、一緒に作成・実験をしながら、自然科学の面白さを知る。

<受講にあたっての前提条件>
高校で物理を履修していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
1.ピンホールカメラ・・・写真の現像について知ることができる。
2.分光器…波の性質、光の色と波長・振動数の関係について知ることができる。
3.液体窒素・・・低温の空気分子(窒素、酸素、二酸化炭素)の性質を知ることできる。
4.ラジオ・・・ラジオの原理を知ることができる。
5.モーター、スピーカー・・・電流と磁場の関係を知ることができる。
7.霧箱・・・身近に放射線があることを知ることができる。
以上の実験について、どのように教えれば、分かりやすく伝わるか考え、科学教室の参加者に教えることができる。

<授業計画及び準備学習>
<授業計画>
1.ピンホールカメラを作る。
2.分光器を作る。
3.液体窒素を使った実験を行う。
4.ゲルマニウムラジオを作る。・・・[工学院大学第22回科学教室]演示テーマ
5,クリップモーターを作る。
6.紙コップスピーカーを作る。
7.霧箱で放射線を観察する。

  <理科教室>
  *テーマ形式:自作、参加形式:時間制 午前と午後
所要時間:120分、抽選なし、整理券を配布する。
   受入人数制限:1日につき30名(15名×2)
8.学校教育・授業について考えていること。この科目(物理学実験)の感想。理科教室の感想。

<成績評価方法>
<レポートの提出>
レポートは、最終日までに各自が全て提出する。
<レポートの作成の仕方>
1.表紙をつけて提出する。表紙(題目、日時、共同実験者名、自己評価)
2.教師の立場からレポートを作成する。
※何も知らない生徒に教えるという立場で、分かりやすく、ていねいに書くこと。
 (1)この実験を通して何を知ることができるか。また理論的な説明を書け。
 (2)生徒に何を教えるか。生徒に対する実験のテーマ・目的を書け。
 (3)生徒が実験をする前・実験中・実験後にもつ疑問点を書け。
  (自分が生徒の立場として実験中に疑問に思ったことを記せ。)
 (4)実験後、その疑問について文献で調べたり、考察したりせよ。

<教科書>
プリント配布

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
土曜日13:30〜 場所:工学院大学附属中学・高校にて対応可
メールにて対応可
E−mail:kawazoe@js.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
高校物理の教科書を復習しておくこと。
8/19(水)20(木)21(金)22(土)23(日)24(月)の6日間の授業です。
8月21日(金)は科学教室準備、8月22日(土)23日(日)は、科学教室に参加します。
工学院大学附属中学校の校舎(4号棟3階理科室)で授業を行います。高校の事務室前を通り、まっすぐ進み、つきあたりの図書館横の渡り廊下を通り、外階段を上がり3階理科室に来てください。外階段のすぐ横の教室です。授業時間は1限9:20授業開始から4限まで、大学の時間割通りです。
科学教室は、高校校舎で行います。受講前に必ず科学教室のエントリーをしてください。

<備 考>
物理学実験の受講が決まりましたら、各自で、事前に科学教室の学生エントリーしてください。テーマは電池のいらないゲルマニウムラジ オを作ろうです。エントリーの仕方については科学教育センター(内線3902,3903(DI 042-628-4835),3904,3905,3906)に問い合わせてください。


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