2015年度工学院大学 教職課程科目
物理学実験(Experiments in Physics)[0005]
1単位 川添 英二 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 高校物理の物理実験を行なう。実験・レポートを通して学んだことを工学院大学科学教室の参加者(小・中学生が主)にわかりやすく教える方法について考える。科学教室当日は、一緒に作成・実験をしながら、自然科学の面白さを知る。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で物理を履修していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 1.ピンホールカメラ・・・写真の現像について知ることができる。
2.分光器…波の性質、光の色と波長・振動数の関係について知ることができる。 3.液体窒素・・・低温の空気分子(窒素、酸素、二酸化炭素)の性質を知ることできる。 4.ラジオ・・・ラジオの原理を知ることができる。 5.モーター、スピーカー・・・電流と磁場の関係を知ることができる。 7.霧箱・・・身近に放射線があることを知ることができる。 以上の実験について、どのように教えれば、分かりやすく伝わるか考え、科学教室の参加者に教えることができる。
- <授業計画及び準備学習>
- <授業計画>
1.ピンホールカメラを作る。 2.分光器を作る。 3.液体窒素を使った実験を行う。 4.ゲルマニウムラジオを作る。・・・[工学院大学第22回科学教室]演示テーマ 5,クリップモーターを作る。 6.紙コップスピーカーを作る。 7.霧箱で放射線を観察する。
<理科教室> *テーマ形式:自作、参加形式:時間制 午前と午後 所要時間:120分、抽選なし、整理券を配布する。 受入人数制限:1日につき30名(15名×2) 8.学校教育・授業について考えていること。この科目(物理学実験)の感想。理科教室の感想。
- <成績評価方法>
- <レポートの提出>
レポートは、最終日までに各自が全て提出する。 <レポートの作成の仕方> 1.表紙をつけて提出する。表紙(題目、日時、共同実験者名、自己評価) 2.教師の立場からレポートを作成する。 ※何も知らない生徒に教えるという立場で、分かりやすく、ていねいに書くこと。 (1)この実験を通して何を知ることができるか。また理論的な説明を書け。 (2)生徒に何を教えるか。生徒に対する実験のテーマ・目的を書け。 (3)生徒が実験をする前・実験中・実験後にもつ疑問点を書け。 (自分が生徒の立場として実験中に疑問に思ったことを記せ。) (4)実験後、その疑問について文献で調べたり、考察したりせよ。
- <教科書>
- プリント配布
- <参考書>
- 指定参考書なし
- <オフィスアワー>
- 土曜日13:30〜 場所:工学院大学附属中学・高校にて対応可
メールにて対応可 E−mail:kawazoe@js.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 高校物理の教科書を復習しておくこと。
8/19(水)20(木)21(金)22(土)23(日)24(月)の6日間の授業です。 8月21日(金)は科学教室準備、8月22日(土)23日(日)は、科学教室に参加します。 工学院大学附属中学校の校舎(4号棟3階理科室)で授業を行います。高校の事務室前を通り、まっすぐ進み、つきあたりの図書館横の渡り廊下を通り、外階段を上がり3階理科室に来てください。外階段のすぐ横の教室です。授業時間は1限9:20授業開始から4限まで、大学の時間割通りです。 科学教室は、高校校舎で行います。受講前に必ず科学教室のエントリーをしてください。
- <備 考>
- 物理学実験の受講が決まりましたら、各自で、事前に科学教室の学生エントリーしてください。テーマは電池のいらないゲルマニウムラジ オを作ろうです。エントリーの仕方については科学教育センター(内線3902,3903(DI 042-628-4835),3904,3905,3906)に問い合わせてください。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|