2015年度工学院大学 建築学部建築学科

生産設計(Building Practice)[2B15]

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2単位
遠藤 和義 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
田村 雅紀 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/07/11

<授業のねらい>
建築のライフサイクルとその社会・経済・環境的な側面に与える影響を考慮した上で,現在まさに学術、実務の領域で取り組まねばならない建築生産に関わる様々な課題について解説しつつ、その解決に向けた理論、手法等を,電算機を活用した演習課題等を通して習得する。

<受講にあたっての前提条件>
建築施工、建築材料等の建築生産分野基礎科目の単位を修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
・建物経営問題、DCFの基本的なしくみをワークシート上で可視化できる。
・建設業の財務分析により、株式会社のしくみ、建設関連産業の経営状況について、理解できる。
・入札ゲームにおける戦略検討を通して、建設業の経営、技術者倫理について、理解できる。
・建材、建物の環境負荷をワークシート上で可視化できる。
・建物総合環境影響評価の手法CASBEE等による評価を理解できる。
・カラーコーディネート、景観デザインの手法を理解できる。

<授業計画及び準備学習>
1. 建物経営問題 DCFのをワークシート上で可視化する。:遠藤和義
2. ビジネスゲーム(1) 入札ゲーム実行1:遠藤和義
3. ビジネスゲーム(2) 入札ゲーム実行2:遠藤和義
4. ビジネスゲーム(3) 入札ゲーム実行3:遠藤和義
5. 建設業の財務分析(1) 財務分析の方法について理解する。:遠藤和義
6. ビジネスゲーム成果発表会(1) ゲーム実行の結果について自らレビューする。:遠藤和義
7. 建設業の財務分析(2) 財務分析の結果、就職希望企業について考える。:遠藤和義
8. 環境インパクトインデックスシートを作成する。:田村雅紀
9. 建材CO2排出量原単位シートを作成する。:田村雅紀
10. 建物CO2固定量評価シートを作成する。:田村雅紀
11. 建物長寿命化評価シートを作成する。:田村雅紀
12. 建物総合環境影響評価の手法−CASBEEほ等の内容について理解する。:田村雅紀
13. 建物カラーコーディネートデザインの手法について理解する。:田村雅紀
14. 建物景観デザインの手法について理解する。:田村雅紀
15. 学習成果の確認(レポート作成)

<成績評価方法>
平常点(予習、出席状況、演習への取り組み)20点と4回のレポート課題(各20点)の合計により評価する。

<教科書>
毎回パワーポイントのプリントアウトをKuPortで配布する。講義前に予習すること。ダウンロードの履歴も成績に反映する。

<参考書>
初回講義で説明する。

<オフィスアワー>
原則的に講義終了後とする。メールを最大限活用されたい。なお、メールアドレスは初回講義で伝達する。

<学生へのメッセージ>
将来、建築生産分野への就職を考えている諸君を対象に、教科書等ではまだあまり扱われていない最新の課題について理解するとともに、それらに対する様々な理論、アプローチについて理解を深めて下さい。


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