2015年度工学院大学 建築学部建築学科

建築情報処理II(Information Processing for Architecture II)[1C14]

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2単位
山下 哲郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
久田 嘉章 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/07/11

<授業のねらい>
本演習では、前半では地震動や建物の地震応答の解析法、後半では一般的な構造解析に用いられているマトリクス法の原理を学び、建築の構造・設計に関わる高度な情報処理技術を習得します。

<受講にあたっての前提条件>
MS-Excelを主に使用します。地震工学、構造力学1,2を履修していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
前半では基本的な地震応答解析と波形分析手法、後半ではコンピューターによる構造解析において一般的に用いられるマトリクス法の原理を理解し、自ら簡単な例題が解けるようになることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス ガイダンス(授業計画の説明など)
第2回 地震応答解析1 1質点系の振動解析、地震応答解析
第3回 地震応答解析2 2質点系の振動解析、地震応答解析
第4回 地震応答解析3 地震応答スペクトル、気象庁震度
第5回 地震応答解析4 波形のフーリエ変換・逆変換・フィルター処理
第6回 実験・解析1 微動・人力加振実験、およびデータ解析1
第7回 実験・解析2 微動・人力加振実験、およびデータ解析2
第8回 実験・解析3 微動・人力加振実験、およびデータ解析3
第9回 マトリクス法による骨組構造解析1 ベクトルとマトリクスの基礎と演算
第10回 マトリクス法2 マトリクス法の基本概念と多自由度バネ系の解析
第11回 マトリクス法3 平面トラスの解析
第12回 マトリクス法4 立体トラスの解析
第13回 マトリクス法5 平面ラーメンの解析
第14回 マトリクス法6 立体ラーメンの解析
第15回 学習成果の確認 レポート課題の提出

<成績評価方法>
授業中に出題する課題の内容で評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
指定教科書なし。
授業時に適宜資料を配布する。

<参考書>
指定参考書なし。
授業時に適宜指示する。

<オフィスアワー>
25階研究室にて随時可能。ただし事前に予定を確認のこと。

<学生へのメッセージ>
・受講を希望する学生は建築情報処理1、線形代数学を受講しておくことが望ましい。
・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は60名とします。
・第1回目のガイダンスにて受講者数の確認を行いますので、必ず出席してください。欠席した場合には履修を認めませんので、注意してください。
・受講者が定員60名を超える場合には3年次前期までの評定値をもとに受講者を決定しますので、受講できないこともあります。


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