2015年度工学院大学 第2部建築学科

比較文化論B(Comparative Culture B)[3763]

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2単位
塚本 剛 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
文化の特質を知るには、その文化の背景を深く考えることはもとより、他地域の異質な文化との比較が不可欠である。本講義では主に精神文化を取り上げ、検討する。あわせて、文化を論じるには不可欠な、文化財をめぐる諸問題についても考える。面白いことに文化財の問題についても地域ごとに異なった考え方が認められ、正に比較文化学的な視点が必要になるのだ。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
・文化を相対化し、その淵源や様相を歴史的にとらえることができる。
・資料を批判的に検証するテキストクリティーク能力がつく。
・自らの考えを多角的に練り上げ、これを論理的に文章化することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1回 [ガイダンス] 
       授業の趣旨と内容について説明する。
第2回 [神話と伝説(1)]
       世界各地の神話と伝説について、差異と共通性の原因を考える。
       準備学習:高校までの学習の復習
第3回 [神話と伝説(2)] 
       同上
       準備学習:上記に同じ
第4回 [神話と伝説(3)] 
       同上
       準備学習:上記に同じ
第5回 [信仰と宗教(1)]
       多神教と一神教の差異、祭祀、儀礼の意味について学習する。
       準備学習:上記に同じ
第6回 [信仰と宗教(2)] 
       同上
       準備学習:上記に同じ
第7回 [信仰と宗教(3)]
       同上
       準備学習:上記に同じ
第8回 [信仰と宗教(4)]
       同上
       準備学習:上記に同じ
第9回 [水利と生活(1)]
       水をどのように利用してきたか、その背景と意義を学ぶ。
       準備学習:上記と同じ
第10回 [水利と生活(2)] 
       同上
       準備学習:上記と同じ
第11回 [身分と社会(1)]
       身分制社会とは何なのか。その実態と背景について学ぶ。
       準備学習:上記と同じ
第12回 [身分と社会(2)] 
       同上
       準備学習:上記と同じ
第13回 [文化財をめぐる諸問題(1)]
       文化財保護の意義や、そのあり方について学ぶ。
       準備学習:上記と同じ
第14回 [文化財をめぐる諸問題(2)]
       世界遺産をめぐる諸問題について考える。
       準備学習:上記と同じ
第15回 [学習成果の確認(試験)]

<成績評価方法>
毎回授業にきちんと出席することが、単位取得の大前提である。学期末の筆記試験(7割)と、講義中の討論、質問、提出物を含む平常点(3割)を総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
指定教科書なし。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
『文化史とは何か』ピーター・バーク著、2008年、法政大学出版局

<オフィスアワー>
講義終了後の教室、または講師控え室にて対応する。


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