2015年度工学院大学 第2部建築学科

教育学A(Pedagogy A)[3761]

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2単位
勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
近代社会(西洋と日本)における初等義務教育の成立とその理念について学習し、現代社会で「学ぶ」ことの意味を考える。

<受講にあたっての前提条件>
「教育」の制度や内容そのものよりも、それぞれの社会のなかで、歴史的に「教育」という概念や制度が
つくられていく過程を学びます。
 広い意味で「教え」「学ぶ」ということの意味を考えてみたい人に、受講をすすめます。

<具体的な到達目標>
 「教育」の歴史的背景を比較史的な視点で理解することができる。

<授業計画及び準備学習>
〔授業計画〕
 第1回  公教育の成立と「国民」形成
 第2回 イギリスの事例(1)
      慈善としての教育
 第3回 イギリスの事例(2)
      産業革命と教育
 第4回 イギリスの事例(3)
      公教育の成立
 第5回 フランスの事例(1)
      啓蒙思想における教育
 第6回 フランスの事例(2)
      大革命と教育
 第7回 フランスの事例(3)
      公教育における宗教の問題
 第8回 ドイツの事例(1)
      専制君主による教育
 第9回 ドイツの事例(2)
      ワイマール共和国からナチズム期の教育
 第10回 イタリアの事例(1)
      ルネッサンスの人文教育
 第11回 イタリアの事例(2)
      イタリア統一と教育
 第12回 日本の事例(1)
      江戸末期の教育と明治維新
 第13回 日本の事例(2)  
      明治時代の教育改革
 第14回 日本の事例(3)
      教育勅語と皇国の臣民
 第15回  学習成果の確認(レポート)

〔毎回の準備学習〕
 各回のノートやプリントには必ずあとで目を通し、次回の授業までにわからないところは確認しておくこと。内容に関する質問は歓迎しますが、漢字や語句については、自分でこまめに辞典などで調べる
習慣をつけてください。

<成績評価方法>
授業にきちんと出席し、学期末のレポートを提出した者に、授業中の小レポートなどを加味して総合的に評価して単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明する。

<教科書>
用いない

<参考書>
適宜指示する

<オフィスアワー>
前期 水曜 19時〜19時30分 新宿校舎27階研究室にて
後期 授業終了後に教室で


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