2015年度工学院大学 第2部建築学科

地盤・基礎工学(Foundation Engineering)[4F04]

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2単位
梅野 岳 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
建築基礎とこれを支える宅地・地盤に関する基礎知識と、基礎構造の設計に当たっての基本的な考え方を学ぶ。将来、建築家や建築設備関連技術者など、建築構造や建設工事とは別分野を目指す受講生にとっても、最低限知っておくべき知識の習得に重点をおく。

<受講にあたっての前提条件>
構造系選択科目の履修を前提条件とはしないが、建築基礎に興味があり、学習意欲を持っていること。

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標として、以下の3項目を掲げる
(1)各種地盤の基本的な性状と地盤調査の基本を理解する
(2)基礎計画の進め方の概要を理解する
(3)自宅の基礎の形式と支持力検証結果について説明できる

<授業計画及び準備学習>
第1週:1.ガイダンス 
2.地盤の形成、地形と地層、土質の分類
    3.地下水と基礎、演習レポート出題
第2週:4.土の基本的性質
    5.土の強さと圧密特性、
第3週:6.地盤の地震時挙動(液状化と斜面崩壊)、
    7.地盤調査の概要と原位置試験、演習レポート2出題
第4週:8.土圧と擁壁・地下外壁、    
    9.直接基礎の支持力算定と沈下
10.直接基礎の設計、地盤改良工法、演習レポート3出題
第5週:11. 杭基礎の種類と鉛直支持力
    12.杭基礎の水平抵抗力
    13.杭基礎の設計、設計演習、演習レポート4出題
第6週: 14.その他の基礎形式、地下掘削と山留工法
    15.学習効果の確認(期末試験)

準備学習:演習レポートを作成し、事前にメール等により講師の添削指導をうけること

<成績評価方法>
演習4回と期末試験を実施する。期末試験の結果を60%、4回の演習40%の割合で評価し、60点以上で単位を与える。

<教科書>
指定教科書なし
独自に作成した資料を毎週事前に配布する。

<参考書>
畑中宗徳、加倉井正昭共著、建築基礎構造[改訂版]、東洋書店、2010年9月

<オフィスアワー>
授業が行われる日の講義前15分、 12階の講師控え室にて
なお、メールによる質問は随時受け付けることとし、最初の講義時に連絡先アドレスを伝える。

<学生へのメッセージ>
<学生へのメッセージ> 極力、ビデオやビジュアル図解による講義とし、基本的な考え方を感覚で理解できるような講義を目指す。また、永年のわたる構造設計経験を、受講生の将来の設計業務の生かしてもらえるよう講義の中で工夫も凝らしたい。


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