2015年度工学院大学 第2部建築学科

化学I(Chemistry I)[6366]

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2単位
青山 衛 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
化学は、物質の構造と性質、変化を対象とした自然科学の一分野であり、自然科学のいろいろな分野での基礎である。また、化学は人間の生活とも深い関わりをもっている。本科目は、工学部の学生として必要な化学の基本的内容を習得することをねらいとする。現在社会が直面する様々な環境問題と、化学の関わりを考えながら、その背後にある化学の原理を勉強し、その理解を深める。

<受講にあたっての前提条件>
高等学校の化学I程度の化学に対する基礎知識を有すること。

<具体的な到達目標>
(1)物質の成り立ちと変化を実生活と結び付けて理解する。
(2)原子の構造を学び、元素の性質を理解する。
(3)化学結合を理解し、分子の構造、性質を説明できる。
(4)化学変化を反応式を用いて説明し、簡単な化学計算を行える。
(5)酸および塩基とは何かを説明できる。
(5)身近な環境問題を、化学の目で説明できる。

<授業計画及び準備学習>
第1週:授業計画の説明、化学とは(化学の歴史)     
第2週:測定の体系(メートル法、有効数字、科学的表示法) 
第3週:空気汚染(物質と元素、原子と分子)         
第4週:空気汚染(化学結合)          
第5週:オゾン層破壊(原子量・分子量・式量、物質量)
弟6週:オゾン層破壊(物質量と化学反応式)       
第7週:地球温暖化(物質の三態)        
第8週:地球温暖化(物質の三態)        
第9週:エネルギー問題(化学反応と熱)
第10週:エネルギー問題(反応速度)
第11週:水質汚染(化学平衡)
第12週:水質汚染(酸と塩基) 
第13週:酸性雨(酸と塩基)   
第14週:酸性雨(酸化と還元)
第15週:学習成果の確認(課題レポート作成)及びそのフィードバック
<準備学習>
授業時に配布されたプリントを用い復習を行うこと。また、参考書等を使って該当部分の内容を予習する。

<成績評価方法>
期末課題レポートで評価し、100点満点で60点以上の者について単位を認定する。

<教科書>
適宜、プリントを配布する。

<参考書>
実感する化学 上巻/Chemistry in Context 5th edition/廣瀬千秋訳/エヌ・ティー・エス

<オフィスアワー>
授業の前後に講師室に在室している時。前期土曜日15時00分から16時00分(新宿講師室)。

<学生へのメッセージ>
身の回りの現象の中に、化学を見つけてください。それを理解し、自らの将来と結びつけて考えていくと、化学の面白さに目覚めます。化学は暗記物ではなく、論理的に考えて、現象を理解していく学問です。


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