2015年度工学院大学 第2部建築学科

基礎設計・図法(Introduction to Architectural Design,Theory of Design)[5667]

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2単位
中島 智章 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西島 正樹 非常勤講師  
新海 俊一 非常勤講師  
山門 和枝 特任助教  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
 建築空間を表現・伝達する様々な基礎的手法を学ぶ。最終的には、3次元の空間を2次元の図面上で効果的に表現するショー・ドローイングの手法を会得する。

<受講にあたっての前提条件>
製図用具を入手すること。

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標は以下の通りである。

(1)建築図面(平面図、立面図、断面図など)が読めるようになる。
(2)建築図面を表現するための、生きた線が描けるようになる。
(3)建築図面の基礎的描き方を理解し実施できるようになる。
(4)建築模型の作り方を理解し実施できるようになる。
(5)透視図の描き方を理解し実施できるようになる。

<授業計画及び準備学習>
第1回 教師紹介、授業方針、規約、配付資料
   製図用具とその使い方の説明、線の引き方
準備学習:製図用具の入手
第2回 建築図面、平面図の概説
準備学習:教科書pp.61-71の予習
第3回 断面図、立面図の表現
準備学習:教科書pp.72-83の予習
第4回 模型の作り方
準備学習:教科書pp.100-105の予習と模型用具・材料の入手
第5回  模型による即日設計
準備学習:模型材料の入手
第6回  断面図の作成法、アクソメとアイソメ
準備学習:教科書pp.84-89の予習
第7回  図面記号の解説、配置図の表現、添景
準備学習:第7回授業レジュメの予習
第8回  一点透視図法の解説
準備学習:教科書pp.50-55の予習
第9回  着彩の技法
準備学習:着彩用具の入手
第10回 二点透視図法の解説、プレゼンテイション図面の解説
準備学習:教科書pp.90-99の予習
第11回 建築設計Iに向けての解説・演習
準備学習:設計製図用具の入手
第12回 総評1
準備学習:設計課題のコンセプト構築
第13回 総評2
準備学習:設計案の作成
第14回 総評3
準備学習:設計案の作成
第15回 成績評価

最終案は『2015年度建築設計課題及び案内』の該当ページに提示されるので、そちらを参照すべし。

<成績評価方法>
1) すべての主課題(課題は毎週あり)の平均点に副課題の評価を加味した得点が60点以上の者に単位を認定する。全体評価に対する副課題の評価の割合は最大15%である。なお、すべての主課題を提出しなければならず、1課題でも未提出の場合は試験放棄と同様となり単位修得ができなくなる。
2) ビハインド提出(課題提出時間に少しでも遅れてしまった提出)の場合は、評価点数が半分となる。目安としては3回を超えてビハインド提出すると単位修得は不可能に近くなるので注意すること。
3) 未完成の課題の提出は認められない。必ず完成させること。
4) 模型課題だけはビハインド提出は認めない。ゆえに未完成でも提出日当日に必ず提出すること。

<教科書>
鈴木敏彦ほか:『北欧の巨匠に学ぶ図法 家具・インテリア・建築のデザイン基礎』、彰国社、2012年

<参考書>
日本建築学会編:『コンパクト建築設計資料集成』、丸善、2005年(第3版)
中山繁信:『手で練る建築デザイン』、彰国社、2006年

<オフィスアワー>
授業の前後。
ただし、下記のウェブサイトに記載されたメイル・アドレス宛てに、注意書きをよく読んでアポイントメントを必ず要請すること。
https://www.facebook.com/cours.nakashima.tomoaki/info?tab=page_info
(スマホ・サイトではなく、PCサイトに接続することが望ましい)

<学生へのメッセージ>
1) この授業は授業時間内だけで完結するものではなく、毎回必ず自習課題を伴っているので、各自、授業時間外の自習課題のための時間をしっかり確保すること。
2) 提出日直前の病気・怪我などの不測の事態も考慮して、締切直前まで先送りせず、帰宅後すぐに課題に取りかかるようにすること。
3) 毎週の課題をその都度仕上げる作業には時間と根気を要するので、各自タイムマネージメントをしっかり行うこと。
4) 要求されているのはただの努力ではなく、結果(課題が期日通りに望ましい質をもって提出されること)を伴う努力であることを肝に銘じること。

<備 考>
授業終了後に次回授業で持参するものを追加指示したり、授業期間終了後に追加課題の出題をしたりすることがあるので、授業期間前から成績発表日まで、下記ウェブサイトやキューポートの確認を定期的に行うこと。

<参考ホームページアドレス>
http://www.facebook.com/cours.nakashima.tomoaki


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