2015年度工学院大学 第2部建築学科

建築材料(Building and Construction Materials)[4764]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
阿部 道彦 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
 建築の設計管理,構造,施工の実務に携わる上で必要な建築材料の基礎知識として,建築材料の要求性能と主要構造材料である木材,石材,鋼材とコンクリートを中心に、その特性と使用方法について学習する.

<受講にあたっての前提条件>
数学、物理、化学、地学に関する基礎的な知識を習得している

<具体的な到達目標>
構造材料に要求される性能とそれを表示する用語を習得できる
主要構造材料の製造、性質に関する基礎的知識を習得できる
レベルは、1級建築士と2級建築士の中間程度とする

<授業計画及び準備学習>
毎回プリントを配布し、主要な構造材料の製造、性質に関する基礎的知識を習得させるとともに、重要事項については小テストを実施し、理解を深める。 
  1   :建築材料概論(要求性能と建築材料)
  2〜8 :コンクリートの特性(1)〜(7)
       (1)一般的性質
       (2)セメント、混和材料、(3)骨材、水
       (4)調合、フレッシュコンクリート、(5)強度、(6)耐久性
       (7)調合計算
  9〜10 :鋼材の特性と応用(1)〜(2) 鋼材の一般的性質、鉄筋、鉄骨、その他の金属材料
  11〜12:木材の特性と応用(1)〜(2)木材の一般的性質、各種木材
  13〜14:石材の特性と応用(1)〜(2)石材の一般的性質、各種石材
  15:建築材料に関する学習成果の確認(レポート課題作成)

<成績評価方法>
試験で60点以上を合格とする。理由なく3分の1以上欠席すると不合格となるので注意すること。

<教科書>
指定する教科書はなし 
講義用プリント(必要に応じて授業時に配布)

<参考書>
 指定する参考書はなし
 「建築材料用教材」日本建築学会編(丸善)
 「ベーシック建築材料」(彰国社)
 「素材・建材ハンドブック」(建築資料研究社)

<オフィスアワー>
 授業後1時間(新宿校舎2574 内線2736), メールでの相談も受け付けます(abe@cc.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
 我々は常に建築材料に取り囲まれて生活している。授業では、サンプルの回覧、映像等も補助的に利用しながら五感により建築材料を把握できるように考慮している。また、授業終了後、質問を受け付けるので、実務での経験に基づく疑問を初め、積極的に質問することを歓迎する。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.